サービス提供責任者の年収は330万円!給料上げるための3つの方法

サ責,給料

「サ責の年収はいくらくらいなのだろうか?」

あなたは今こんなことを考えていませんか?

どんな仕事においてもやはり気になるのはお金のこと。サービス提供責任者は一体いくらぐらいもらっているのか、気になるところですよね。

結論から言うと、サービス提供責任者の平均年収は330万円です。

サ責の給料は、介護施設内の他の職種と比較をすると看護師・ケアマネ・生活相談員の次に給料が高い職種です。

この記事では『サ責の平均年収・給料事情』を大解剖して解説をしました。

またサ責として3施設を経験した筆者の生々しい給料事情も合わせて解説をしてあります。

最後には『サ責として給料を上げるための3つの方法』も解説しました。

この記事を読むことで『サ責の給料事情』について詳細に理解することが出来ます。

もしあなたがサ責への転職を考えているのであれば、非常に役に立つ内容となっているのでぜひご参考ください。では解説をしていきます。

1.サービス提供責任者の平均年収は約330万円

平成30年度(最新版)の「介護労働実態調査」を参考にして、統計的なサ責の給料情報を以下の表にまとめました。

各項目金額
平均賃金(円/月)236,975円
12ヶ月分2,843,700円
平均賞与(円/年)487,281円
平均年収(12ヶ月分+平均賞与)3,330,981円

参考:平成30年度(最新版)の「介護労働実態調査」

表からわかるようにサ責の平均年収は約330万円です。

月給に直すと約27.5万円(年収330万円÷12ヶ月)です。

賞与なども合わせた介護職全体の平均年収はおよそ329万円で、介護職全体の平均年収とサ責の平均年収を比較してみると、およそ同程度であることが分かります。

※あくまで平均的な数値であり、事業所ごとに違ってくることに注意してください。

次の章ではサ責として3施設を経験した私が生々しい給料事情を解説していきます。

2.【体験談】サービス提供責任者を経験した私が語る給料事情

この章からは、実際に3つの施設でサービス提供責任者を務めていた私が経験したサ責の給料事情を赤裸々に解説していきます。

2-1.新卒で入社した施設(2年目でサ責を経験)

私は新卒で入社した東京の介護施設で、2年目からサービス提供責任者になりました。

そのときの月給は額面で24万円程度でした。ボーナスは額面で14万円程度でした。

ボーナス・各種昇給を合わせた年収は約302万円でした。

各項目金額
月給24万円
12ヶ月分288万円(24万円×12ヶ月)
ボーナス(賞与)14万円
年収302万円

ここから所得税などが引かれるため、手取り額はもう少し下がります。

2-2.東京の事業所でサ責を勤めた時

次に勤めた東京の事業所では上手く転職した結果、額面での月給は29万円までに上がりました。

残業代は固定残業代(45時間まで)が2.6万円、超過残業代(45時間以降〜)が1.9万円支給されました。

残業代を時給として換算すると約780円でした。

残業代を合わせた月給は33.5万円ほどでした。

残業代を入れると30万円を超えることもありましたが、ボーナス制度は私が入社した次の年に廃止されたためボーナスの支給はありませんでした。

各項目金額
月給(残業代込み)30万円
12ヶ月分360万円
ボーナス(賞与)なし
年収360万円

この会社に勤務していたときの年収は約360万円(残業代を含む)でした。

2-3.千葉の事業所でサ責を勤めた時

3つ目の千葉にある事業所に転職した際には、額面では27万円まで下がりました。

しかし健康保険料等が安かったため手取りはそれほど変わらず約350万円という結果となりました。

またボーナスは月給の約1ヶ月分である27万円が支給されました。

各項目金額
月給27万円
12ヶ月分324万円
ボーナス(賞与)27万円
年収350万円

以上が私がサ責として勤務をした際の給料事情になります。

私が転職した際の年収の推移を簡単に以下の表にまとめました。

各事業所年収
1社目(新卒で入社した施設)302万円
2社目(東京の事業所)360万円
3社目(千葉の事業所)350万円

では次の章から『サ責の給料事情』を徹底解剖していきます。

3.サービス提供責任者の給与事情を大解剖

ではここから『サービス提供責任者の給与事情』を詳しく解説していきます。

サ責の給料事情が気になる方はもちろん、現状サ責として働かれている方も『自分の給料が一般的な基準と比べるとどれぐらいなのか』を一緒に見ていきましょう。

3-1.サービス提供責任者のボーナス

項目賞与(円)
介護職全体(正規雇用)598,379
サービス提供責任者(正規雇用)487,281

参考元:「平成30年度介護労働実態調査」

サービス提供責任者の業務は、例えば以下のように多岐にわたります。

  • 担当する利用者の体調や生活に変化がないか確認する
  • 援助内容に変更が必要な場合、社内スタッフや介護支援専門員(ケアマネジャー)と相談する
  • 訪問介護計画書を作成する
  • パートタイムヘルパーへの指導

仕事の責任は1人で負うものではないですが、決して責任の軽い仕事でもありません。そのためサ責の多くが正社員として雇用されるのが一般的です。

ボーナスは実際には業績によって左右される不安定な収入源です。

  • 説明通りの金額がもらえる事業所
  • 制度はあっても雀の涙の金額ほどしかもらえない事業所
  • そもそも制度がない事業所

と事業所によって様々です。

3-2.サービス提供責任者の昇給

昇給制度も事業所によって様々な制度があります。

『勤続年数』『利用者の担当人数』などを評価して昇給する会社もあれば、明確な昇給制度が存在しない会社もあります。

また実務者研修や介護福祉士などの資格を取得しているだけでも資格手当として1月あたり数万円支給されるような事業所もあります。

昇給・ボーナスは企業規模や風土によっても大きく異なってくる部分なので、給与と同様に入社前に確認しておくことが大切です。

3-3.サービス提供責任者の将来性

では『サービス提供責任者の将来性』について過去の平均賃金の推移から見ていきましょう。

平成25年から平成30年までの『介護労働実態調査』を参照し、サ責の平均賃金の推移をまとめた結果が以下のとおりです。

年度サービス提供責任者(円)介護職全体(円)
平成25年214,664212,972
平成26年216,119215,077
平成27年219,663217,753
平成28年224,780224,848
平成29年230,688227,275
平成30年236,975234,873

結論から言うと、処遇改善加算の影響などによりサービス提供責任者の給料は直近5年間で年々増加しています。

処遇改善加算とは?

介護士の低賃金問題を受けて創設された制度のこと。介護現場で働く職員の給与面の待遇を改善することを目的とした加算。

人手不足の影響により介護職という専門職への需要が増えることは明らかなため、介護職全体・サ責の給料は今後も上がっていくことが予想されます。

3-4.他の職種と比較したサービス提供責任者の給料

サ責の給料は他の職種と比較するとどのくらいの金額なのでしょうか?

この章では介護に関連する他の職種の給料とサ責の給料を比較してみました。

平成30年度に行われた『介護労働実態調査』参考に様々な職種の平均賃金を以下の表にまとめました。

職種平均賃金(円/月)
全体234,873
看護職員280,434
介護支援専門員(ケアマネジャー)262,525
生活相談員または支援相談員248,878
サービス提供責任者236,975
介護職員(施設スタッフ等)217,465
訪問介護員211,732

参考:平成30年度(最新版)の「介護労働実態調査」3p,4p

上から賃金の高い順に掲載してあります。

表からわかるのは、給料が1番高いのは看護職員で月々の平均賃金が27万円程です。

サ責の平均賃金は約23万円・業界内では4番目の水準であり、ずば抜けて高いわけではありません。

ではサ責としての給料を上げるためにはどうすればいいのでしょうか?

次の章で詳しく解説していきます。

4.サービス提供責任者として給料をUPさせる3つの方法

ではここからサ責として給料をUPするための方法を3つ解説していきます。

  1. 信頼できる上司に相談する
  2. 資格を取得して手当をもらう
  3. より給料が高い施設へ転職する

現在サ責として働かれている方はぜひ参考にしてみてください。

4-1.信頼できる上司に相談する

まずは『施設内の信頼できる上司に相談』をしてみましょう。

当たり前のことかもしれませんが、ずっと黙ったままモヤモヤしていても何も変わりません。

信頼できる上司に対し『どのくらい給料を上げたいのか』『なぜ上げたいのか』をしっかり踏まえて相談をすれば、上司が上と掛け合ってくれて少しでも給料が良くなる可能性があります。

実際に『上司に掛け合った結果、施設側が考慮してくれて給料が上がった』という例も少なくありません。

場合によっては『相談した上司自身の昇給体験談』や『課長や部長などの肩書きを持っている人の給与』など、あなたの給料アップに参考になる情報を教えてくれることもあるでしょう。

その情報を参考に『この事業所内で給料を上げるためには何が必要なのか』を考えるのも一手です。

自分の中で給料への不満を抱え込むのではなく、一度上司に掛け合ってみましょう。

4-2.資格を取得して手当てをもらう

2つ目が『資格を取得して手当をもらう』方法です。

資格を取得するだけで資格手当として月の給料が数万円上がる可能性があります。

私自身は『介護福祉士の資格を取得後、資格手当として月に2万円が支給されるようになった』という体験談があります。

資格手当の金額は事業所によりますが、資格をどんどん取得することで資格手当として給料を少しでもあげることができます。

サ責として働く方にオススメする資格は『介護福祉士』です。

介護福祉士は、国家資格であり認知度も高いため大きなアピールポイントになるからです。

資格を取得することで、専門職としての自分の価値を上げることができます。

介護福祉士になるにはどうすればいいの?

介護福祉士になるための全手順を『介護福祉士になるための3ステップと受験資格を得るための3ルート』で徹底解説しているので合わせてご覧ください。

4-3.より給料が高い施設へ転職する

3つ目が『より給料が高い施設へ転職する』方法です。

「今よりも給料を上げたい!」と思うのであれば、給料が良い施設に転職をするのも一つの手です。

実際に私は3回もサ責として転職を繰り返しています。

1度目の転職をしたとき、私は結婚して子どもが生まれたばかりでした。

当時勤務していた施設のキャリアパス・昇給制度だと、満足行く金額をもらうためには不十分な内容だったため他の施設へ転職しました。

もし今の給料に不満や悩みがあるのであれば、求人サイト・ハローワーク・友人の紹介などを使って他の施設へ転職するのも1つの手です。

例えば『きらケア介護求人』ではサ責の求人が全国で1077件あります。(2020年04月10日時点)

引用:きらケア介護求人

「少しでもサ責として給料を上げたい!」と考えている方は、一度『きらケア介護』などの求人サイトに登録をして、自分の施設と他の施設のサ責の給料を比較してみることをオススメします。

求人を眺めることで

『今よりも自分にピッタリの職場』×『今よりも給料の高い職場』

が見つかる可能性も高いでしょう。

他の施設へ転職をすることは最善とは言えないかもしれませんが、効果的な方法の1つであることは間違いありません。

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5.まとめ

いかがだったでしょうか。

サ責の平均年収は約330万円でした。

同業の他の職種と比較した結果は以下の通りでしたね。

職種平均賃金(円/月)
全体234,873
看護職員280,434
介護支援専門員(ケアマネジャー)262,525
生活相談員または支援相談員248,878
サービス提供責任者236,975
介護職員(施設スタッフ等)217,465
訪問介護員211,732

もしも今読んでいるあなたが『サ責として給料UP』を考えているのであれば、最後に解説した3つの方法を参考にしてみてください。

この記事がサービス提供責任者を目指している方、よりキャリアアップを目指している方のお力に少しでもなれれば幸いです。


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