こんなにあるの?!派遣介護士として働く10のメリットを大公開!

派遣介護士,メリット

「派遣介護士」と聞いて、読者の皆さんは何を思い浮かべますか?

  • 不安定
  • 稼げない
  • 初心者には難しい

など、マイナスなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。

ところが、実は派遣介護士には

  • 働きやすい
  • しっかりと稼げる
  • 初心者でも契約できる

など、たくさんのメリットがあります。

派遣介護士のメリットを知れば、きっとその魅力に気付くことができるはずです。

そこでこの記事では、『派遣介護士として働くメリット・派遣の種類・正社員との違い』などをたっぷりとご紹介します!

派遣介護士を目指している人はもちろん、正社員と悩んでいる人もぜひ最後まで読んでみてくださいね。

ひとくちに「派遣」と言っても、その仕組みは以下の3つに分けられます。

  • 登録型派遣
  • 紹介予定派遣
  • 常用型派遣

まずは、それぞれのタイプについて簡単に確認しておきましょう。

名称登録型派遣
概要派遣会社に登録し、希望条件に近い勤務先を探してもらうタイプ。
登録だけでは雇用関係は成立せず、派遣先が決まると派遣会社と雇用契約を結ぶ。
派遣期間が過ぎると雇用契約も終了し、再度働きたい場合には勤務先探しから行う。
派遣労働の中で最も一般的なタイプ
仕事開始までの流れ
  1. 派遣登録会への参加を予約
  2. 派遣登録会に参加し、登録を行う
  3. 希望条件をもとに仕事の紹介を受ける
  4. 勤務先を決定
  5. 派遣会社と雇用契約を結び、仕事を開始
特徴
  • 求人数が多く、紹介してもらえる仕事が多い
  • 期間限定での仕事が多い
名称紹介予定派遣
概要最長6カ月の派遣期間を派遣社員として勤務し、満期時に派遣先との同意があれば直接雇用契約を結んで正社員として採用される仕組み。
派遣期間はさまざまですが、3カ月程度が一般的。
仕事開始までの流れ
  1. 派遣会社に登録
  2. 希望条件を元に仕事の紹介を受ける
  3. 勤務先を決定し、社員採用を前提に派遣会社と雇用契約を結ぶ
  4. 派遣期間の満了前に正社員採用についての意思確認や、場合により試験・面談を実施
  5. 双方の合意が得られると、派遣先へ正社員として採用
特徴
  • 正社員雇用を前提として派遣を行う
  • 大手企業や有名企業の求人も見つけやすい
名称常用型派遣
概要派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社の正社員または契約社員として、派遣先で仕事をするタイプ。
派遣先での勤務期間が終了しても、派遣会社からの給与や福利厚生などを受けることができる。
仕事開始までの流れ
  1. 派遣会社に応募し、面接を受ける
  2. 面接に合格すると、派遣会社と雇用契約を結ぶ
  3. 派遣会社にて研修を受ける
  4. 派遣会社から配属された派遣先で仕事を開始
特徴
  • エンジニア系・バイオ系・メディカル系の仕事が多い
  • 派遣先での仕事が終わっても給料などが保障されている

このように派遣の種類によって、仕事を始めるまでの流れや働き方の特徴が異なるため、自分に合った派遣タイプを選ぶことが大切です。

ここからは『派遣介護士として働くメリット』をご紹介しましょう。

1.派遣介護士として働く10のメリット

派遣社員には、以下の10のメリットがあります。

ここからは、それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

1-1.高収入を期待できる

派遣介護士の大きなメリットは、時給の高さです。

介護施設は、派遣介護士に支払う給与を経費として計上して税金を節約したり、求人広告の掲載や採用面接の手間を省くことができるため、高い時給を払ってでも積極的に派遣介護士を雇うことができるのです。

金額は求人内容により異なりますが、時給1,400~1,800円程度の求人広告が一般的です。

施設ごとに雇用される介護職員の時給の多くは900~1,000円程度のため、派遣介護士として働くことで2倍近い収入が期待できるでしょう。

1-2.希望の時間帯やリズムで働ける

派遣介護士は、勤務時間・曜日・出勤日数を自分で自由に調整できます。

例えば

  • 1日6時間勤務で出勤は週4日
  • 毎月必ず3連休を設ける

など自分のライフスタイルに合わせて調整可能です。

派遣介護士を副業にしたい人は、本業の合間に1日3時間だけ勤務したり、夜勤専従スタッフとして働いたりするのもオススメです。

休日も自分で調整できるため、趣味・家事・育児に充てる時間もしっかりと確保できます。

夜勤専従は夜勤1回につき数万円を稼げるので、より少ない勤務日数で効率良く高収入を得られます。

1-3.派遣会社に労働条件の交渉を頼める

気になる求人を見つけたものの

  • 「あともう少し時給が高かったら…」
  • 「夜勤がなかったら…」

と労働条件が合わずに諦めてしまった人も多いのではないでしょうか。

給与や勤務条件の交渉・確認はなかなか自分からはしづらいですよね。

しかし派遣介護士の場合は派遣会社が交渉してくれるため、希望に近い条件での勤務が可能です。

また労働条件の交渉は勤務が始まってからでも依頼できるため、派遣介護士として働きはじめてからも安心して相談できます。

1-4.人間関係での悩みが少ない

仕事におけるストレスの多くは、人間関係でのストレスだと言えます。

誰もが一度は、職場での人間関係に関する悩みを抱えた経験があるのではないでしょうか。

派遣介護士は、あらかじめ決められた期間内で働き、期間を満了すればその介護施設での仕事は終了します。

したがって、施設に雇用された正社員やパートに比べると人間関係もあっさりしているのが特徴です。

職場に苦手な上司や同僚がいても、「一定の契約期間を過ぎれば顔を合わせずに済む」と思えば心も和らぐでしょう。

1-5.サービス残業がない

働き方改革などによりサービス残業を減らす動きがあるとは言え、実際はまだまだサービス残業を行っているのが現状です。

特に介護現場では日々さまざまなアクシデントがあり、定時に業務を終了できない日も珍しくありません。

筆者が正社員として勤めていた介護施設では、人手不足が原因で2~3時間程の残業が習慣化していました。

しかし派遣介護士の場合はサービス残業を強いられることはありません。

派遣会社との間で雇用関係が成立しているため、派遣先である介護施設が不正なサービス残業をさせることができないのです。

また無理に残業をさせた場合には、規定に従って最大25%の時給を支払わなければいけないため、仮に残業を行った際にもしっかりと残業代を受け取ることができます。

1-6.さまざまな職場で実務経験を積める

派遣介護士は、契約期間が過ぎると新たな職場を探して仕事を開始するため、さまざまな職場を経験することが可能です。

介護施設にも「特養」で知られる特別養護老人ホームや、グループホーム、住宅型有料老人ホーム、デイサービス、ケアハウスなどさまざまな種類があります。

いずれも高齢者の生活支援や介護業務が中心ですが、施設によって利用者の介護度や認知症利用者の受け入れ、業務内容が異なるため、様々な職場で実務経験を積むことで介護知識や介護技術もグンと上がるでしょう。

既定の実務経験を積むと、介護福祉士やケアマネジャーなどの受験資格も得られます。また実務経験の不要な資格もたくさんあります。

派遣介護士としてさまざまな介護現場で力を付けながら、これらの資格取得を目指してみるのも良いでしょう。

1-7.正社員登用の可能性もある

主に紹介予定派遣でのメリットですが、派遣介護士として一定期間勤務して気に入った職場があれば、双方の合意の上で正社員として直接雇用してもらうことも可能です。

初めから正社員として働くと

  • 「思っていた仕事ではなかった」
  • 「職場を変えたい」

と思っても簡単に退職することはできません。

また転職を繰り返すと信用を失って、新しい仕事に就きにくくなるリスクもあります。

その点、紹介予定派遣のようにあらかじめ派遣期間を定めて働くと、職場が気に入らなかった際には契約満了で仕事を終了でき、引き続き働きたい際には面接を受けて正社員になることもできるのです。

自分に合った職場かどうかを見極めるためにも、期間限定の勤務は有利だと言えますね。

1-8.無資格や未経験でも派遣可能

派遣と聞くと、経験豊富で即戦力のある人ばかりが応募するように思われるかもしれませんが、無資格や未経験でも派遣介護士として勤務をすることができます。

現場で経験を積みながら資格取得を目指してスキルアップすることも可能なため、介護が初めての人でも始められるのが魅力です。

ただし未経験でも1人の介護士として派遣されるため、派遣先で十分な教育の機会を得られないまま現場に立たされるケースが一般的です。

資格や経験がない場合には、自分自身だけでなく派遣先の正社員やパートスタッフも戦力を得られずに苦労する可能性が高いため、介護職員初任者研修」などを受講しておくのがオススメです。

介護職員初任者研修は、介護職員としての基本知識や技術を学んで修得できる資格で、就職に有利になる場合もあります。

介護初心者が対象のため、初めての人でも無理なく勉強できることも特徴です。

1-9.無料で資格を取得できる場合がある

派遣介護士は無資格・未経験でも開始できるのが大きな魅力ですが、少しでも知識を付けてから始めたい人は、上記でご紹介したように

などを受講しておくのがおすすめです。

資格は全国各地にある実施校で受講できますが、以下のように受講費用が必要となります。

資格受講費用
介護職員初任者研修約50,000~80,000円
介護職員実務者研修約13,000~16,000円

派遣会社の中には、これらの費用を負担してくれる場合があります。

派遣会社を通じて受講すれば、受講費用を支払うことなく無料で介護知識を身に付けることができますよ。

これらの資格を取得したい場合は、事前に派遣会社に問い合わせて確認しておきましょう。

1-10.履歴書や面接は不要

新しい職場へ応募する際、履歴書の作成や面接が憂鬱だという人も多いのではないでしょうか。

特に面接では「緊張してしまって思うように話せない」と苦手意識を持つ人も珍しくありません。

しかし派遣介護士の場合は派遣先との面接がなく、紹介された職場が気になればすぐに派遣先の見学や責任者との顔合わせが行われます

派遣先との契約はあくまで派遣会社が行うもの。

したがって、派遣先は「派遣会社に登録している」というだけであなたを信頼してくれるのです。

2.派遣介護士として働く7つのデメリット

たくさんのメリットがあれば、それに対するデメリットがあるのも当然のこと。

派遣介護士には下記7つのデメリットがあります。

ここでは、派遣介護士として働くデメリットについて簡単にご紹介します。

2-1.即戦力を求められる

無資格や未経験でもスタートできるとは言え、毎日多くの業務をこなさなければならない介護施設は、即戦力として派遣介護士を求めています。

したがって現場で即戦力になるのが難しければ、肩身の狭い思いをしなければならないこともあります。

2-2.ひとつの職場で長期間働くのは難しい

あらかじめ契約期間が決まっているのはメリットです。

しかし言い換えれば、どんなに気に入った職場でも契約期間が過ぎれば、それ以上は派遣介護士として働くことができないため、デメリットになる場合もあるでしょう。

2-3.任期が終わると仕事がなくなる可能性がある

常用型派遣のように派遣会社の社員として働くケースを除くと、契約期間が終了するとともに収入や福利厚生なども途絶えてしまいます。

空白期間が生まれないようスムーズに次の職場へ派遣されなければ、任期が終わった時点で仕事がなくなってしまう可能性もあるのです。

2-4.昇給やボーナス、交通費が期待できない

派遣会社は、昇給やボーナスを設定していないケースがほとんどです。

したがって、派遣介護士として長年登録しているからといって時給アップは期待できません。

また交通費の支給がない場合も多いため、徒歩や自転車で通勤できる範囲での仕事探しが必要です。

2-5.社会的地位が比較的低い

肩書きが重視されやすい日本において、「派遣介護士は正社員に比べて社会的地位が低い」と考えられています。

また家や車など大きな買い物をする際にも、派遣介護士としての安定した収入があれば審査に通過してローンを組むことができますが、収入の金額によってはローンを組めない可能性もあります。

2-6.福利厚生が少ない

福利厚生には社会保障や住宅補助、退職金、各種手当などの種類があります。

これらは派遣会社によって異なりますが、正社員に比べると少ないのが一般的です。

2-7.人間関係を築きにくい

派遣介護士はさまざまな職場で働けることがメリットですが、その反面、短期間では職場の人間関係を築きにくいのが難点です。

仲良くなれた頃に契約期間満了というケースも考えられるでしょう。

ではここまでのメリット・デメリットをまとめてみましょう。

メリットデメリット
  1. 高収入を期待できる
  2. 希望の時間帯やリズムで働ける
  3. 派遣会社に労働条件の交渉を頼める
  4. 人間関係での悩みが少ない
  5. サービス残業がない
  6. さまざまな職場で実務経験を積める
  7. 正社員登用の可能性もある
  8. 無資格や未経験でも派遣可能
  9. 無料で資格を取得できる場合がある
  10. 履歴書や面接は不要
  1. 即戦力を求められる
  2. ひとつの職場で長期間働くのは難しい
  3. 任期が終わると仕事がなくなる可能性がある
  4. 昇給やボーナス、交通費が期待できない
  5. 社会的地位が比較的低い
  6. 福利厚生が少ない
  7. 人間関係を築きにくい

派遣介護職員として働く際の注意点

メリット・デメリットを踏まえた上で、派遣介護職員として働く際には注意すべき点があります。

詳しくは『【ここに注意!】派遣介護士の4つのデメリットと4つの注意点』で具体的に解説しているので合わせてご覧ください。

3.派遣介護士と正社員を比較

ここからは派遣介護士と正社員について比べてみましょう。

3-1.派遣介護士と正社員は「雇用主」「雇用期間」が違う

派遣介護士と正社員の最大の違いは「雇用主」と「雇用期間」の2つです。ひとつずつ順に見ていきましょう。

3-1-1.雇用主の違い

派遣会社に雇用される派遣介護士と異なり、正社員の雇用主は勤務先の介護施設です。ただし紹介予定派遣の場合には、契約期間の満了後、勤務先に直接雇用されます。

派遣会社・勤務先・求職者の関係

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3-1-2.雇用期間の違い

派遣介護士は求人により雇用期間が異なりますが、3ヶ月や6ヶ月が一般的です。派遣期間の満了後にも契約更新の同意があれば、最長3年まで勤務することもできます。

それに対し、正社員は無期雇用が一般的です。一度入社すると、基本的には定年まで勤めることができます。

3-3.派遣介護士と正社員を比べてみよう

ではこれまでに解説した内容も含め、派遣介護士と正社員の違いを一覧表にまとめて比べてみましょう。

項目派遣介護士正社員
雇用主派遣会社(紹介予定派遣の場合は、契約期間の満了後に勤務先が雇用主となる)勤務先の介護施設
雇用期間3ヶ月・6ヶ月など定められた期間無期雇用
給与派遣会社が時給を支給勤務先が月給を支給
ボーナス基本的にはなしあり
昇給基本的にはなしあり
福利厚生あり(派遣会社により内容は大きく異なる)あり

正社員と派遣社員はどちらの方が良いの?

派遣社員・正社員の違いや「あなたが正社員・派遣のどちらに向いているのか」を知りたい場合は、『【あなたにオススメなのはどっち?】派遣介護士と正社員の違いを解説』をご参考ください。

4.【タイプ別】派遣介護士がオススメなのはこんな人!

最後に、派遣介護士がぴったりな人をタイプ別にご紹介します。

派遣介護士がおすすめな人は、以下のようなタイプの人です。

 それぞれについて詳しく見ていきましょう。

4-1.自分で勤務時間や期間を決めたい人

派遣介護士は自分のライフスタイルに合わせて仕事を探すことができるため、勤務時間や曜日、勤務期間などを自分で決めたい人にオススメです。

自分の働きやすい環境を整えることで、仕事とプライベートのバランスも取りやすくなります。

4-2.短期間で効率的に収入を得たい人

派遣介護士は、決められた期間が過ぎればそれ以上働く必要はありません。

したがって、一定期間だけ働いて効率良く稼ぎたい人にもピッタリ。

半年間働いて資金を貯めて長期旅行に行くことも可能です。

4-3.高時給で働きたい人

上記でもご紹介したように、派遣介護士はパートに比べて時給が高いことが特徴。同じ仕事内容なら、より多く稼げる方が魅力的ですよね。

働いた分しっかりと稼げる派遣介護士は、収入を増やしたい人にもオススメです。

4-4.介護経験を活かして即戦力になりたい人

  • 過去に介護士として働いた経験がある人
  • 家族の介護経験がある人

はそれらの経験を活かして即戦力として働くことができます。

自分の経験を仕事に活かすことができるのも介護の強みです。現場の第一線で充実して働きたい人にもオススメです。

4-5.家事や育児を優先して働きたい人

家事・育児と仕事の両立は決して簡単なことではありません。

「仕事も頑張りたいけれど、家庭を最優先したい」と考えている人こそ、派遣介護士に適しています。

子どもが幼稚園に行っている間や、学校から帰ってくる夕方までなど、家庭を優先して働くことが可能です。

4-6.さまざまな介護施設で経験を積みたい人

ひとつの介護施設に長年勤めることも素晴らしいですが、色々な施設を知って視野を広げたり、新たな介護技術に触れたりすることも自分のスキルアップにつながります。

様々な介護施設で働いて実力を付けたい人にも、派遣介護士はオススメです。

5.まとめ

今回は『派遣介護士の10のメリット』をはじめ、正社員との違い・派遣の種類などをたっぷりとご紹介しました。

派遣介護士について知ることで、「派遣」のイメージが変わった人も多いのではないでしょうか。

この記事を参考に、自分に合った派遣会社で理想の働き方を見つけてみてくださいね。


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