【資格・地域別】派遣介護士の時給&時給アップのポイントを大解説!

介護,派遣,時給

派遣介護士と聞くと、漠然と「パートスタッフよりも稼げそう」というイメージを抱く人もおられるかもしれません。

では、何が派遣介護士の時給を左右するか知っていますか?

実は、同じ派遣介護士でも、持っている資格や働く地域、利用する派遣会社によって時給に差があります。時給が安い人と高い人では、500円近くも差が開いてしまうことも……。

せっかく働くのなら、少しでも高時給で働きたいですよね。

そこでこの記事では、派遣介護士の時給に関わる3つのポイント、「資格」「地域」「派遣会社」を中心に、それぞれの時給の違いを解説します。

さらに時給を上げるための5つのポイントもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

1.介護派遣の時給の相場は1,267円!

ひとくちに介護派遣と言っても、介護福祉士や介護支援専門員などさまざまな働き方があります。

どのような職種で介護に携わるかによって収入は異なりますが、今回ご紹介する職種の時給目安を平均すると、介護派遣の時給相場は約1,267円(※)です。(2020年3月現在)

持っている資格や働く地域、利用する派遣会社によっては相場以上の時給を稼ぐこともできるため、これらのポイントを押さえておけば安心です。

そこで、ここでは、「資格」「地域」「派遣会社」の3つの観点から派遣介護士の時給の相場をより具体的に見ていきましょう。

※介護派遣の時給相場額の計算方法

時給相場額の1,267円は、以下でご紹介する介護派遣に関する資格の平均時給を求め(1,266.66667円)、小数第一位を四捨五入したものです。

各資格の詳細や時給は、以下をご覧ください。

1-1.資格ごとの平均時給

派遣介護士として働ける資格には、以下の6つが挙げられます。

  1. 無資格
  2. 介護職員初任者研修
  3. 介護職員実務者研修
  4. 介護福祉士
  5. 介護支援専門員(ケアマネジャー)
  6. 社会福祉士

それぞれの平均時給を比べてみましょう。なお、資格別における平均相場は、複数の大手求人サイトでのリサーチをもとに記載しています(2020年3月7日現在)

1-1-1.無資格

無資格の平均相場は1,100~1,300円程度です。

有資格者と比較すると低いものの、パートスタッフの平均時給が900~1,000円程度であることを考えると、無資格でも派遣介護士の方が稼ぐことができると言えます。

1-1-2.介護職員初任者研修

介護職員初任者研修とは、介護が初めての人に向けた入門レベルの資格で、既定の講座を受講すると得られます。

難関資格ではありませんが、基本的な介護知識を習得したと証明できるため、平均時給は1,200~1,400円と無資格者に比べて100円程高いのが特徴です。

1-1-3.介護職員実務者研修

介護職員実務者研修とは、初任者研修よりも深い介護知識を習得したことを証明する資格で、既定講座の受講が必要です。

実務者研修を終えると介護福祉士の受験資格も得られるため、資格としては有利ですが、平均時給は1,300円前後で介護職員初任者研修と大きな違いはありません。

1-1-4.介護福祉士

介護資格の中で唯一の国家資格である介護福祉士を取得していると、平均時給は1,400~1,700円と大きく上がります。介護施設によっては時給2,000円程度で働ける場合もります。

1-1-5.介護支援専門員(ケアマネジャー)

介護支援専門員(ケアマネジャー)は、利用者がどのような目的で介護サービスを利用するかを考え、利用者一人一人に合ったプランを立てるのが主な仕事です。

そのため、実際に現場で介護業務を行うことはありません。

平均時給は1,300~1,400円程度と介護福祉士に比べて比較的低いのが特徴です。

また、介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を持っていても、現場で介護職員として働く場合にはこの資格を使うことはできず、さらに時給が下がる可能性もあります。

1-1-6.社会福祉士

社会福祉士は、介護施設だけでなく福祉・医療に関するさまざまなシーンで活躍できる資格です。

平均時給は1,300円程度ですが、介護支援専門員(ケアマネジャー)と同じく介護職員として現場で働く場合には時給が下がる可能性があります。

それでは、これまでにご紹介した資格を持つ派遣介護士と、同じ資格を持つ正社員の年収を比べてみましょう。

なお、派遣介護士は1日7時間・年間245日(年間休日120日)で勤務したと仮定しています。

また、正社員は年齢や勤続年数によっても金額が異なるため、必ずしもこの金額が全てではありません。あくまで目安としてご覧ください。

資格別派遣介護士(時給/年収)正社員(年収)
無資格1,100円/188万6,500円200万~330万円
介護職員初任者研修1,200円/205万8,000円340万~360万円
介護職員実務者研修1,300円/222万9,500円340万~360万円
介護福祉士1,400円/240万1,000円400万~420万円
介護支援専門員(ケアマネジャー)1,300円/222万9,500円300万~400万円
社会福祉士1,300円/222万9,500円250万~370万円

このように、年に1~2回の賞与がある分、派遣介護士よりも正社員の方が年収は高くなります。

派遣介護士と正社員のどちらにもメリット・デメリットがあるため、応募をする前には、それぞれの良し悪しをしっかりと比べて自分に合った働き方を選びましょう。

1-2.地域別の平均時給の違い

次に、日本全国の派遣介護士の平均時給を、以下の7つの地域に分けて比べてみましょう。

  1. 北海道・東北
  2. 関東
  3. 甲信越・北陸
  4. 東海
  5. 関西
  6. 中国・四国
  7. 九州・沖縄

各地域の時給額は、以下サイトの地域別ページの派遣求人データをもとに記載しております(2020年3月14日現在)(参照サイト:介護求人ナビ

なお、各地域の時給額は2020年3月14日現在のものです。金額は時期により変動するため、ご注意ください。

1-2-1.北海道・東北

北海道の平均時給は1,192円です。

全国的にも低めの地域で、高時給の求人を見つけるのは難しいと言えます。

最も求人数が多いのは1100~1,200円で、中には1,300円以上の求人も見られました。

1-2-2.関東

関東の平均時給は1,533円です。

関東地域は求人数も多く、最低時給は1,000円以上、最高時給は2,000円以上と幅広いことが特徴です。

全国的にも平均時給が高く、より条件の良い仕事が見つかりやすいと言えます。

1-2-3.甲信越・北陸

北信越の平均時給は1,250円です。北海道や東北に比べると少し高いものの、関東と比べると200円以上もの差があります。

1-2-4.東海

東海の平均時給は1,294円です。甲信越・北陸の平均時給よりも多少高く、中には時給1,500円以上の仕事も見られます。

1-2-5.近畿

関西の平均時給は1,372円です。近畿では1,200~1,300円程度の求人数が多くを占めています。

関東に次いで平均時給が高く、時給1,500円以上の求人も比較的多いのが特徴です。

1-2-6.中国・四国

中国・四国の平均時給は1,338円です。

近畿の平均時給と同程度の金額で、時給が低い求人でも1,200円以上を稼ぐことができるため、全国的に見ても好条件の仕事が多いと言えます。

1-2-7.九州・沖縄

九州・沖縄の平均時給は1,267円です。

低時給ではありませんが、最も平均時給の高い関東と比べると200円以上の差があり低く感じてしまうかもしれません。

このように、他業種と同じく派遣介護士の平均時給も、都心部では高く地方では低い傾向にあることがお分かりいただけると思います。

ただし、平均時給の低い地域でも時給1,300円以上の求人が見つかることもあるため、時給を高く設定している派遣会社を選ぶのもポイントです。

地域平均時給
北海道・東北1,192円
関東1,533円
甲信越・北陸1,250円
東海1,294円
近畿1,372円
中国・四国1,338円
九州・沖縄1,267円

1-3.派遣会社で見る時給の違い

ここからは、派遣会社による時給の違いを比べていきましょう。ここでは、以下の6つの派遣会社を例に時給の目安をご紹介します。

  1. きらケア介護派遣
  2. かいご畑
  3. スタッフサービス・メディカル
  4. カイゴナビ派遣
  5. ベネッセMCM
  6. スマイルサポート介護

では、一つずつ順に見ていきましょう。

1-3-1.きらケア介護派遣

きらケア派遣

きらケア介護派遣は、介護専門のアドバイザーがあなたにぴったりの求人を紹介してくれる介護専門の派遣会社です。

高時給の仕事が多いことで知られており、時給1,500円~1,600円の仕事も見つけやすく、中には最大時給1,700円の仕事もあります。

派遣介護士を目指す人ならぜひチェックしておくのがおすすめです。給料の前払い制度や日払い、週払いなどにも対応しているため、お金が必要な時にしっかりと稼ぐことができます。

無料で介護資格の取得を目指せる支援制度も整っているので、介護が初めての人も安心して利用可能です。

※きらケア派遣の公式サイト、評判・口コミは以下をご参考ください。

1-3-2.かいご畑

かいご畑

かいご畑は、無資格や未経験でも働ける求人を多く取り扱う介護専門の派遣会社です。時給1,100~1,500円程度の仕事が中心で、介護職が初めての人でも仕事を見つけることができます。

無料で資格取得を目指せる「キャリアアップ応援制度」や、介護資格を持つ専任コーディネーターによるサポート体制など、介護の仕事にチャレンジしてみたい人のための体制がしっかりと整っているのも魅力的です。

介護福祉士試験の受験対策も行っているため、未経験でスタートした人もどんどんスキルアップを目指すことができます。

※かいご畑の公式サイト、評判・口コミは以下をご参考ください。

1-3-3.スタッフサービス・メディカル

スタッフサービス・メディカル

スタッフサービス・メディカルは、人材総合サービスの「スタッフサービスグループ」が運営する、介護・看護・医療事務に特化した人材派遣サービスです。

時給1,400~1,600円の仕事も多く、介護が未経験の人でも安定した収入を得ることができます。

今すぐ登録して仕事を探したい人はWeb登録も可能ですが、介護職の内容や働き方、条件などを実際に相談しながら登録したい人は、全国で開催されている「お仕事相談会」への参加がおすすめです。

正社員登用のサポートも充実しているため、「自分に合う施設が見つかれば、将来は正社員として働きたい」と考えている人にも良いですね。

※スタッフサービス・メディカルの公式サイト、評判・口コミは以下をご参考ください。

1-3-4.カイゴナビ派遣

カイゴナビ派遣

カイゴナビ派遣は、複数の派遣会社に一括登録できる便利な派遣会社です。

時給1,500円以上の仕事が多く、複数の派遣会社から仕事探しができるため、より好条件の仕事を見つけやすいのが特徴です。

介護現場で働く介護職やヘルパーだけでなく、サービス提供責任者やケアマネジャー、生活相談員など介護施設に関わるさまざまな職種の仕事が見つかります。

無資格や未経験の人はもちろん、既にケアマネジャー資格などを持っている人にもおすすめです。

※カイゴナビ派遣の公式サイト、評判・口コミは以下をご参考ください。

1-3-5.ベネッセMCM

ベネッセMCMは、医療・介護の分野に特化して人材派遣を行う派遣会社です。

時給1,200~1,700円と高時給の仕事が多いため、希望に合った職種や条件の仕事が見つかります。

勤務する介護施設は、

  • 有料老人ホーム
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • グループホーム
  • ショートステイ

など、全13種類の中から自分の働きたい形態の施設を選ぶことが可能です。

ただし、対応エリアは東京都や大阪府をはじめとする1都2府10県と少ないため、はじめにエリアを確認しておくのが望ましいでしょう。

※ベネッセMCMの公式サイトは以下をご参考ください。

公式サイト:介護職・ヘルパーの求人・募集・転職情報 |ベネッセ介護士お仕事サポート

1-3-6.スマイルSUPPORT介護

スマイルSUPPORT介護

スマイルSUPPORT介護は、職種や施設形態など細かい条件で仕事を探すことができる派遣会社です。

時給は1,200~1,600円と比較的高いのが特徴。

各求人の業務内容や条件の詳細もチェックできるため、安心して応募できます。

職種は介護職やケアマネジャー、生活相談員などから選ぶことができ、施設形態は

  • 特別養護老人ホーム
  • 住宅型有料老人ホーム
  • デイサービス

など全18種類から選択可能です。

ただし、求人の多くは介護職員初任者研修以上の資格取得が条件となっているため、無資格・未経験の人は先に資格を取得しておくのがおすすめです。

※スマイルSUPPORT介護の公式サイト、評判・口コミは以下をご参考ください。

このように、派遣会社によっても取り扱う求人の時給や、必要な介護資格の有無、派遣スタッフへのサポート体制などに違いがあります。

登録する派遣会社の数が多ければたくさんの求人をチェックできるため、気になる派遣会社があれば2~3社に登録してみるのがおすすめです。

派遣会社時給の目安
きらケア介護派遣1,200~1,700円
かいご畑1,100~1,500円
スタッフサービス・メディカル1,400~1,600円
カイゴナビ派遣1,500円~
ベネッセMCM1,200~1,700円
スマイルSUPPORT介護1,200~1,600円

なお、これらの時給目安はすべて上記でご紹介した各派遣会社の公式サイトを参照し、各派遣会社がトップ画面で提示している時給額および実際に公式サイトに掲載されている求人情報をリサーチして得た情報のみを記載しています(2020年3月7日現在)

2.少しでも時給を上げるための5つのポイント

では最後に、少しでも高い時給で派遣介護士として働くためのポイントをご紹介します。ぜひ押さえておきたいポイントは以下の5つです。

  1. 夜勤をして夜勤手当をもらう
  2. スキルや経験をもとに交渉する
  3. 資格を取得する
  4. 契約更新時に交渉する
  5. 具体的な金額を提示する

それでは、順に解説していきましょう。

2-1.夜勤をして夜勤手当をもらう

労働基準法により、22~5時までの7時間は深夜割増賃金として時給を25%アップすることが決められています。

したがって、ひと月の勤務日のうち数日を夜勤にするだけでも時給が上がり、収入を増やすことが可能です。

夜勤専従スタッフとして働くと、勤務日の時給がすべて25%アップになるため、より効率良く高収入を得ることができます。

2-2.スキルや経験をもとに交渉する

過去に介護士として働いたり、家族の介護を経験したり、介護福祉士などの資格を持っている人は、最大限にアピールしましょう。

介護現場にとって、実務経験者や有資格者はありがたい存在です。即戦力になれることを強みに交渉をすると、時給アップの可能性も高まります。

なお、派遣介護士は派遣会社と雇用関係があるため、交渉をする際は派遣会社に対して行いましょう。

2-3.資格を取得する

1章で解説したように、資格を持っていればそれだけで無資格者よりも高い時給で働くことが可能です。

また、上記でご紹介したように応募条件に介護資格の保有を挙げている派遣会社もあります。

例えば、介護現場で介護士として働く際に最も高い時給で働ける資格は、介護福祉士です。

しかし、介護福祉士試験を受験するには現場で3年以上働き、介護職員実務者研修を修了するなどいくつかの規定を満たさなければなりません。

そこで、まずは介護職員初任者研修を修了し、介護に関する基礎知識を身に付けることをおすすめします。

初任者研修を終えるだけでも、無資格・未経験の人に比べると100円ほど高い時給で働くことが可能です。

2-4.契約更新時に交渉する

働き始めてから資格を取得したり、経験を積んだりして時給アップの交渉を行うなら、契約の更新時のタイミングで交渉をすることがおすすめです。

派遣介護士の場合、通常は契約期間を満了すると勤め先での勤務も終了となりますが、双方の合意があれば引き続き契約を更新して同じ施設で働き続ける場合もあります。

更新時には再度契約内容の見直しを行うため、時給アップの絶好のタイミングだと言えるのです。

2-5.具体的な金額を提示する

派遣会社に時給アップの交渉を行う場合、具体的な金額を伝えるのをためらう人がいるかもしれませんが、自分のスキルや実績に自信を持ってアピールするためにも、

「時給を100円上げてほしい」「時給を1,300円にしてほしい」など具体的な金額を提示するのがおすすめです。

希望の金額を明らかにしておくことで、仮に勤務先での時給を上げられなかったとしても、希望に合った別の介護施設を紹介してもらえる可能性が高まります。

3.まとめ

いかがでしたか?今回は、派遣介護士の時給について資格や地域、派遣会社別に比べ、少しでも時給を上げるための5つのポイントをご紹介しました。

同じ派遣介護士でも、持っている資格や働く場所によって少しずつ時給が異なります。

より希望に近い条件で働くためにも、今回ご紹介した内容を参考にしながら仕事探しをしてみてくださいね。


あなたへのおすすめ記事