社会福祉士試験は難しい?合格率29.9%の試験を突破する7つのポイント

社会福祉士,難しい

「社会福祉士試験って難しいの?」

あなたは今こんなことを考えていませんか?

結論から言うと、社会福祉士試験の合格率はここ4年間で20%〜30%で推移していることもあり難関試験であると言えます。

そのため付け焼刃の試験勉強では合格が難しいでしょう。

そこでこの記事では『社会福祉士試験の難易度・概要』を解説した後、『合格するための7つのポイント』も合わせて解説しました。

ぜひ最後までご覧になってください。では解説していきます。

1.社会福祉士試験は難しい?合格率は29.9%

結論から言うと、社会福祉士試験は難しい試験であると言えます。

なぜならここ4年間の合格率が20%から30%台で推移しているからです。

社会福祉士国家試験の合格率推移

試験年度受験者数合格者数合格率
第30回43937人13288人30.2%
第29回45849人11828人25.8%
第28回44764人11735人26.2%
第27回45187人12181人27.0%

参考:厚生労働省ホームページ

直近の試験では、受験者数約4.5万人のうち不合格者が約3.3万人と、およそ3人に2人が試験に不合格となっています。

同じ国家試験である介護福祉士試験の合格率70%と比較してみても、合格率が低いことがわかります。

介護福祉士国家試験の合格率推移

試験年度受験者数合格者数合格率
第30回92654人65574人70.8%
第29回76323人55031人72.1%
第28回152573人88300人57.9%
第27回153808人99689人61.0%

参考:厚生労働省|第31回介護福祉士国家試験合格発表

では社会福祉士試験について次の章からもう少し深ぼってみましょう。

2.社会福祉士の試験内容と合格基準

この章では社会福祉士の試験内容と合格基準を、次の3点から解説していきます。

  1. 社会福祉士の試験科目
  2. 試験時間
  3. 合格基準

1つ1つ丁寧に解説していきます。

2-1.社会福祉士の試験科目

社会福祉士の試験科目は以下の全18科目(共通科目及び専門科目)となります。

1)人体の構造と機能及び疾病

2)心理学理論と心理的支援

3)社会理論と社会システム

4)現代社会と福祉

5)地域福祉の理論と方法

6)福祉行財政と福祉計画

7)社会保障

8)障害者に対する支援と障害者自立支援制度

9)低所得者に対する支援と生活保護制度

10)保健医療サービス

11)権利擁護と成年後見制度

12)社会調査の基礎

13)相談援助の基盤と専門職

14)相談援助の理論と方法

15)福祉サービスの組織と経営

16)高齢者に対する支援と介護保険制度

17)児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度

18)就労支援サービス、更生保護制度

公益財団法人・社会福祉振興・試験センターより抜粋

試験内容は

  • 社会福祉士として知っておかなければならない基礎知識
  • 高齢者・障がい者・児童・社会調査に関する知識

など社会福祉従事者になるための幅広い知識を問う問題が中心です。

社会福祉士として相談援助業務に携わることも多いため、その資質と知識も問われます。

2-2.試験時間

試験時間科目(出題数)
午前(2時間15分)
  • 人間の構造と機能及び疾病(7問)
  • 心理学理論と心理的支援(7問)
  • 社会理論と社会システム(7問)
  • 現代社会と福祉(10問)
  • 地域福祉の理論と方法(10問)
  • 福祉行財政と福祉計画(7問)
  • 社会保障(7問)
  • 障害者に対する支援と障害者自立支援制度(7問)
  • 低所得者に対する支援と生活保護制度(7問)
  • 保健医療サービス(7問)
  • 権利擁護と成年後見制度(7問)
午後(1時間45分)
  • 社会調査の基礎(7問)
  • 相談援助の基礎と専門職(7問)
  • 相談援助の理論と方法(21問)
  • 福祉サービスの組織と経営(7問)
  • 高齢者に対する支援と介護保険制度(10問)
  • 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度(7問)
  • 就労支援サービス(4問)
  • 更生保護制度(4問)

※午前の問題は精神保健福祉士の午前問題と同問題・同配列です

※試験科目は全ての教科でマークシート方式です。

試験時間は

  • 午前が2時間15分
  • 午後は1時間45分

となっています。

それぞれの科目の出題問題数も決まっており、時間内にマークシートを完成させられるスピート感も試験では必要になります。

2-3.社会福祉士の合格基準

社会福祉士試験の合格基準は次の2つです。

  1. 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者
  2. 1を満たした者のうち、18科目群全てで得点があった者

つまり社会福祉士試験に合格するには、150点満点の試験のうち90点以上の取得、さらに全科目での得点が必要です。

例えば全体で90点以上得点していても、1つの科目で全て間違っていた場合は不合格となってしまいます。

そのためどの科目も満遍なく勉強することが大切です。

次の章では、社会福祉士試験に合格するための7つのポイントを解説していきます。

3.社会福祉士に合格をするために大切な7つのポイント

この章では社会福祉士試験に合格するための大切なポイントとして

に分けて7つのポイントを解説していきます。

3-1.試験前

①試験の半年~1年前から国家試験の勉強を始める

1つ目のポイントは試験の半年~1年前から勉強することです。

先ほども解説したように、社会福祉士試験は3人に2人が不合格となっている難関試験です。社会福祉士国家試験の合格率は30%前後と低く推移しています。

合格を狙うにはある程度の勉強時間の確保が必要になるため、試験の半年~1年前からの学習が必要です。

社会福祉士の国家試験は教科数も多いため、少なくとも1年~半年前には勉強をスタートさせて問題を多く解き、正答率を上げることが重要です。

試験の半年~1年前から勉強することをオススメします。

②全科目満遍なく勉強をする

2つ目のポイントは、全教科満遍なく勉強することです。

なぜなら先ほども解説したように、社会福祉士試験は合計18科目のうち全科目での得点が必要な試験だからです。

得意科目の点数を伸ばすのも大切ですが、勉強する上で「苦手科目を作らない」ことに意識を向けることも必要です。

苦手科目や何度も間違えた問題は、ノートに書き出すなどして苦手科目の克服に努め、全科目で満遍なく点数が取れるようにしましょう。

③過去問題は最低3年分解く

3つ目のポイントは「過去問題は最低3年分解く」ことです。

過去問を解くことで、出題形式や試験の時間配分を確認できるからです。

また過去問題は再度出題される可能性が高いです。社会福祉士の国家試験問題では何回も同じ形の問題が出される傾向があり、過去問題を抑えることが非常に重要です。

通常社会福祉士の過去問題集は市販の本屋やインターネットで購入でき、様々な種類が販売されているので、自分で数種類を比較して購入し取り組みましょう。

おすすめの本とアプリは以下のとおりです。

おすすめの本

書籍名内容
ユーキャンの社会福祉士 過去5年問題集(ユーキャン社会福祉士試験研究会)直近の第30回~32回の社会福祉士の国家試験問題をまるごと掲載しています。
直近5年分の過去問題を解くことができます。
問題の解説を赤シートで隠すと穴埋め問題もすることができます。
過去問題にじっくり取り組むことができる一冊です。
社会福祉士・精神保健福祉士合格完全テキスト 共通科目
※専門科目バージョンもあり
共通科目を分かりやすく解説しています。
はじめての社会福祉士試験にチャレンジする方向けにイラストや補足説明を多くし、各章の最後には理解度チャックもついています。
自分の理解度をチェックしながら読み進めることができる一冊です。

おすすめのアプリ

アプリ名内容
社会福祉士 合格アプリ2020一問一答+模擬+過去(ios)社会福祉士の過去問題が一問一答になっているアプリです。
通勤時間やちょっとした隙間時間も勉強時間にすることができるアプリです。
苦手科目を中心に活用するにも効果的です。
すぐに勉強に取り掛かれるのがアプリの魅力です。

試験本番までに最低でも3年分の過去問をこなし、試験形式にも慣れ問題文を正確に読み取る力を身につけておきましょう。

④「講座」を活用する

4つ目のポイントは、社会福祉士の国家試験対策講座を活用することです。

受験対策講座は社会福祉士試験合格のために必要なポイントがぎゅっと凝縮されているため、独学よりも効率よく学習を進めることができ、合格にグッと近づけるからです。

社会福祉士対策講座を受講するには金銭的な負担もありますが、勉強する途中で分からない問題が出てきたときも質問ができます。

また独学とは違い、強制的に勉強せざるを得ない環境を作ることも可能です。

下記から社会福祉士試験対策講座を一括で資料請求できます。

無料で資料請求ができるのでまずはお手元に対策講座を取り寄せてみて、自分の目で講座を比較してみてください。

⑤模試を活用する

5つ目のポイントは、模試を活用することです。

なぜなら模試を活用することで、本番さながらのシュミレーションができるからです。

模試には

  • 自宅で受けられる模試
  • 資格取得の専門学校等が行っている「公開模試」

の2種類があります。

自宅で受けられる模試では、市販の問題集の中にある付属の模試セット集から受けることができます。自宅で時間を測って模試を受験します。

資格取得の専門学校等の公開模試では、試験会場に足を運び本番さながらの緊張感で、実際の社会福祉士の試験時間通りに試験を受けます。

迷っている方は資格取得の予備校などで実施している公開模試を受けることをオススメします。

なぜなら公開模試を受けることで試験本番の予行練習ができ、試験本番の合格率がぐっと上がるからです。試験本番までに1回でもいいので受験しておくと良いでしょう。

以上が試験前の5つのポイントになります。

まとめると社会福祉士合格のための5つのポイントは次の通りです。

3-2.試験中

ここからの章では、試験中の合格ポイントを2つ解説していきます。

  1. 時間配分を考えながら解く
  2. マークシートは空欄に絶対しない

⑥時間配分を考えながら解く

1つ目のポイントは、時間配分を考えながら解くことです。

社会福祉士試験は時間が限られています。試験時間4時間の中で合計160問の問題を解かなくてはいけません。計算すると1問あたり、1.5分のペースで解いていかなくてはいけません。

そのためわからない問題に対して時間を使うのではなく、解き進められそうな問題を解いてから再度難しい問題に立ち返る方が点数は高くなるでしょう。

わかる問題からどんどん解き進めていき、最後の振り返りの時間でわからなかった問題の確認をしましょう。

試験時間は限られているため、わからない問題は飛ばして解ける問題から解くことが大切です。

⑦マークシートは絶対に空欄にしない

2つ目のポイントは「マークシートは絶対に空欄にしない」ことです。

社会福祉士試験は5択の中から正解を選ぶ選択式の問題です。

仮に分からない問題でもマークをしておけば、マークをしないよりも正解する可能性はあります。仮に解答がわからないものがあっても、マークシートは必ず埋めるようにしましょう。

1点の差で合否が決まることもあるのが国家試験です。マークシート方式では空欄を絶対に作らないことが大切です。

以上が、試験中の2つのポイントでした。

試験中は今まで勉強してきた成果を出すことができるよう、焦らずに解いていくことが大切です。

4.まとめ

いかがだったでしょうか。

まとめると、社会福祉士試験は合格率20%〜30%の難関試験でした。

合格するためには次の7つのポイントが必要でしたね。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

社会福祉士試験に合格することを心の底から祈っています。