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【特養と比較】老健の年収は380万円!給料を上げる為の4つの方法

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介護施設には、特養・老健・デイサービス・グループホームなど様々な種類があり、働く施設によって平均給料も異なります。

より給料が高い施設で働くなら、特養や老健のように夜勤勤務がある施設がオススメです。

この記事では『老健の平均給料や特養との違い』・『給料を上げる4つの方法』を解説します。老健への転職を考えている人はご参考ください。

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老健で働く介護職員の年収は約380万円

厚生労働省のデータによると、老健で働く介護職員の平均月収は317,350円、年収に換算すると約380万円です。

平均月収平均年収
(月収×12ヶ月)
317,350円380万8,200円
参考:平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果

※平均給料額は、基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給額の1/6)

介護業界全体と比べると、次のようになります。

平均月収平均年収
(月収×12ヶ月)
介護業界全体300,970円361万1,640円
老健317,350円380万8,200円

このように老健は、介護業界全体よりも月収で約2万・年収で約20万円高いことがわかります。その理由としては「夜勤があること」が考えられます。

老健はデイサービスや訪問介護などと異なり、夜勤があるため日勤が中心の施設に比べると給料が高くなる傾向にあります。

それでは老健で働く正社員と非正社員では、どのくらいの差があるのでしょうか。それぞれの給料を比べてみましょう。

なお今回は厚生労働省のデータに基づき、次の3つの項目で比較しています。

正社員の給料

老健で働く正社員の平均月給は317,350円です。

平均給与額
(ひと月あたり)
平均年収
(月収×12ヶ月)
正社員
(月給・常勤)
317,350円380万8,200円
参考:平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果

※平均給与額は、基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給額の1/6)

非正社員の給料

非正社員の給料は、日給で働くか?時給で働くか?など契約により異なります。

それぞれの平均給料は、次の通りです。

  • 日給労働者の月給:222,360円
  • 時給労働者の月給:212,940円

正社員の月給317,350円と比べると、月給が約10万円ほど低いことが分かります。

雇用体系平均給与額
(ひと月あたり)
平均年収
(月収×12 ヶ月)
非正社員
(日給・常勤)
222,360円266万8,320円
非正社員
(時給・常勤)
212,940円255万5,280円
参考:平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果

※日給の平均給与額は、基本給(日額)×実労働日数+手当+一時金(4~9月支給額の1/6)

※時給の平均給与額は、基本給(時給)×実労働時間+手当+一時金(4~9月支給額の1/6)

特養と比較した老健の給料

次に特養の給料と比較してみましょう。

特養も老健も「夜勤勤務がある」「身体介護が比較的多い」という点ではどちらも同じですが、給料にはどれぐらい違いがあるのでしょうか。

施設形態平均給料
(ひと月あたり)
平均年収
(月収×12カ月)
介護老人福祉施設
(特養)
332,260円398万7,120円
介護老人保健施設
(老健)
317,350円380万8,200円
参考:平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果

※平均給料額は、基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給額の1/6)

このデータから分かるように、特養と老健では特養の方が少し高く、月収では約15,000円の差、年収では約18万円の差があります。

より高い収入を求めているなら、特養の方がオススメです。

老健での給料を上げる4つの方法

ここからは老健での給料を上げる方法について解説します。押さえておきたいポイントは次の4つです。

1つずつ順に見ていきましょう。

方法1:資格を取得する

介護の資格を取得すると給料を上げることができます。

介護現場で活かせる資格には

  • 初任者研修
  • 実務者研修
  • 介護福祉士

などがあり、これらを取得すれば給料アップにつながります。

では、無資格者と有資格者ではどのくらい平均給料が違うのか、厚生労働省が公表している正社員の給料を参考に比べてみましょう。

職種平均給与額(ひと月あたり)
無資格261,600円
初任者研修285,610円
実務者研修288,060円
介護福祉士313,920円
引用:平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

※平均給与額は、基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給額の1/6)

このように資格の難易度に応じて平均給料は高くなります。

無資格者やまだ取得していない資格がある人は、これを機に資格取得を目指すのも一手です。

方法2:夜勤を増やす

夜勤を増やすことでも給料アップが可能です。

実は労働基準法により、22~5時までの7時間は深夜割増賃金として時給を25%アップすることが定められています。つまり勤務日のうち数日を夜勤にするだけでも、収入を増やすことができます。

また夜勤専従スタッフとして働くと、勤務日の時給が全て25%アップになるため、より効率良く稼ぐことができます。

例えば時給1,300円の人が、夜勤で働いた場合の時給は次のようになります。

項目金額
基本給(時給)1,300円
夜勤手当を含んだ時給1,625円(1,300円×1.25)
22~5時までの合計報酬11,375円(1,625円×7時間)

このように、夜勤をするだけでも時給が基本給よりも325円も上がるため、日勤だけに比べ、給料が上がることが分かります。

老健には夜勤があるため、無理のない範囲で夜勤を増やすことも検討してみてください。

方法3:役職に就く

役職に就くことも、給料アップにつながります。

介護施設には、施設長や管理者の他にも、現場でスタッフ達をまとめる現場リーダーがいます。主に事務所にいる管理職と異なり、現場リーダーは各フロアで介護業務を行うため、現場スタッフにとって身近な存在です。

現場リーダーになると、毎月の給料に役職手当が加算されるため、給料を上げることができます。

現場リーダーになるには、介護スキルだけでなく、マネジメント力も必要です。また現場リーダーになるための必須資格はありませんが、介護福祉士資格を取得すると、現場リーダーとして働く知識や能力を持っている証明になり有利です。

なお加算される役職手当は施設により異なるため、気になる方は上司や事務職員に事前に確認しておきましょう。

方法4:勤続年数を増やす

1つの施設で長く勤めれば勤めるほど、給料も高くなる傾向にあります。厚生労働省のデータによると、勤続年数別に見た介護士の平均給料は次の通りです。

勤続年数別に見た介護士の平均給料
1年
270,740円
2年
278,550円
3年
282,700円
4年
284,300円
5年
295,450円
10年以上
334,140円

引用:平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果

※平均給与額は、基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給額の1/6)

このように勤続年数の経過と共に給料も高くなります。つまり高い給料を目指すなら、短期間で転職を繰り返すより、1つの施設で長く働く方が良いと言えます。


最後に解説したポイントをまとめておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は老健の給料について解説しました。ここまでの内容をもう一度おさらいしましょう。

老健で働く介護職員の年収は380万円でしたね。

老健の給料が他施設形態より高い理由は、次の2つでした。

老健の給料が他施設形態より高い理由
  1. 夜勤がある
  2. 身体介護が比較的多い

正社員・非正社員の給料の違いは次の通りでした。

雇用体系平均給与額
(ひと月あたり)
正社員317,350円
非正社員
(日給・常勤)
222,360円

特養と老健の給料の違いは次の通りでした。

施設形態平均給料
(ひと月あたり)
介護老人福祉施設
(特養)
332,260円
介護老人保健施設
(老健)
317,350円

老健で給料を上げる方法は次の4つでした。

老健は特養に次いで平均給料が高い施設です。夜勤や身体介護など大変な業務もありますが、その分他の施設よりもしっかりと稼ぐことができます。

今回解説した内容を参考にしながら、老健も転職先の候補としてぜひ考えてみてください。