【この仕事について良かった】介護職のやりがい3つを解説!

介護士,やりがい

「介護士にはどんなやりがいがあるのかなあ・・・」

あなたは今こんなことを考えていませんか?

事実、介護職には、たくさんのやりがいがあります。今回の記事で紹介する、介護士のやりがいは以下の3つです。

  1. 利用者さんからの笑顔や感謝の言葉をもらえること
  2. 介護を通じて利用者さんが元気になること
  3. 社会の役に立てていると実感できること

この記事を読むことで、介護士として働くことの「やりがい」を介護士として働く前から知ることができます。

また最後には、どんな人に介護士が向いているのか、介護職にオススメな人の特徴も解説をしました。

自分が介護職に向いているかどうかを確認してみてくださいね。では解説をしていきます。

1.介護職のやりがい3つ

2014年に全労連介護・ヘルパーネットが実施した「介護施設で働く労働者のアンケート調査」によると、

「介護の仕事はやりがいがあるか」という質問に対し、回答の結果は

  • やりがいがある:67.8%
  • 分からない:22.5%
  • やりがいを感じない:9.7%

となりました。

同調査では、介護職のやりがいとして具体的には以下のような意見が挙げられています。

  • 利用者や家族が笑顔になり、「ありがとう」と感謝されること
  • 元気のなかった利用者さんが、介護サービスを通して元気になること
  • ターミナル(余命宣告をされること)の利用者さんが、思い通り自宅で最期を迎えられることを喜んでくれること
  • 社会の役に立っていると実感できること

参考:全労連介護・ヘルパーネット「介護施設で働く労働者のアンケート調査」

このように、自分が介護士として介護サービスを提供することで、利用者さんや家族が元気になったり、

「ありがとう」「助かるよ」などと言葉で伝えてもらったり、自分が社会の役に立っていると思えた時に、やりがいを感じる人が多いようです。

では、上記で出ているような介護職の3つのやりがいを私自身の体験を交えながら1つ1つ解説をしていきます。

  1. 利用者さんからの笑顔や感謝の言葉をもらえること
  2. 介護を通じて利用者さんが元気になること
  3. 社会の役に立てていると実感できること

1-1.利用者さんからの笑顔や感謝の言葉をもらえること

1つ目は、利用者さんからの笑顔や感謝の言葉をもらえることです。

介護は、利用者さんがひとりではできないことをサポートする仕事です。

食事や排泄、入浴、歩行など、何ができないかは利用者さんによって異なるので、「その人がどんなサポートを求めているか」を見極めて手助けをする必要があります。

利用者さんのために仕事をし、サポートをした結果、利用者さんから「ありがとう」と笑顔で感謝されると、介護士としてのやりがいを感じられます。

筆者が訪問ヘルパーとして勤務していた頃、毎週決まった曜日に訪問するだけで「あなたとお話できるから、いつもこの曜日がとても楽しみ。来てくれてありがとう」と感謝してもらうことが多かったことを覚えています。

外に出る機会が少なくなった利用者さんにとって、誰かが週に1度訪問することが、こんなに楽しみで嬉しいのだと思うと、やりがいやモチベーションにつながりました。

1-2介護を通じて利用者さんが元気になること

2つ目は、介護を通じて利用者さんが元気になることです。

例えば、自力で食事ができずに栄養が不足している利用者さんに、食事のサポートをすることで体力が付いて活気が出たりするなど、利用者さんが元気になった時にやりがいと感じることができます。

筆者は、訪問ヘルパーとして認知症の利用者さんの家に訪問していたことがありました。

誰とも話さず刺激のない日常を過ごしていた利用者さんに食事介助をする際、

毎週のように「今日のご飯は肉じゃがですよ。○○さんは昔、どんな料理を作られましたか?」「今日の味付けはどうですか?○○さんは、どんな味がお好きですか?」と声掛けを続けていました。

すると、週を重ねるごとに表情が豊かになり、「昔はこんな台所でこんな風に調理をしていた」「隠し味にお醤油を入れるのが私流なの」と生き生きと話してくれるようになったのです。

このように、介護サービスを通じて利用者さんが元気になっていく姿を見た時、利用者さんとの関わりを続けてきて良かった、と感じました。

1-3社会の役に立てていると実感できること

3つ目は、社会の役に立てていると実感できることです。

世の中には、介護サービスを必要とする人がたくさんいます。介護士として、その人たちに介護サービスを提供することで、社会の役に立てていると実感でき、やりがいへとつながります。

筆者は訪問ヘルパーとして働いていましたが、担当していた利用者さんの多くは家族と離れて一人で暮らしていました。

私が訪問することで、利用者さんの安否確認ができたり、些細な体調の変化などにも、いち早く気付くことができます。

また、利用者さんと一緒にスーパーへ買い物に行くことで、利用者さんの一人暮らしを維持するサポートもできます。

利用者さんが、長年親しんだ地域で変わらず暮らしていく手助けができていると思うと、介護士として少しでも社会の役に立てていると感じました。

2.【体験談】介護職をしていて良かったと思える瞬間

関西在住・匿名さん

(31歳)

デイサービス勤務

私は介護士として9年間働いた経験があります。

介護職には大変なこともありますが、その分やりがいも多いので、「介護職をしていて良かった」と思える瞬間はたくさんあります。

中でも特に「介護士で良かった!」と思えたのは、日々の働きかけを通じて、利用者さんがこれまで自分でできなかったことが、できるようになった時です。 

私が勤めていたデイサービスには、自分で食事ができない利用者さん(Aさん)がいました。

デイサービスの利用当初は、食事はすべて介護スタッフが日替わりで側に付き、ひと口ずつAさんの口へ運んで食べていただいていました。

手が不自由な訳でもなく、嚥下機能が衰えている訳でもないのに、どうして自分から食事をされないんだろう、とスタッフみんなで考えてみました。

「味付けが好みに合わないのではないか?では、家族に好きな食べ物や味付けを聞いてみよう」「食器が使いにくいのかな?では、厨房スタッフにお願いして違う食器を試してみよう」…

こんな風に試行錯誤していく中で、なんと周りが騒がしくて食事に集中できないことが原因だと気が付いたのです。 

食事はデイサービスの中でも特に利用者さんが楽しみにされている時間なので、毎日「美味しいね」などと室内がにぎわいます。Aさんは、その声が気になって食事に集中することができなかったのです。

そこで、Aさんが食事に集中できるよう、芝生の中庭が見えるAさん専用の食事スペースを作ってご案内したところ、自分の手で食器を持ち、ゆっくりと食事を始められました。

私たち介護士のアイデアや試行錯誤がなければ、いつまでも「自分で食事ができない人」として接され、自分で食事をする楽しみを味わえなかったかもしれません。

また、私たち介護士も、本来なら自分で食事ができるAさんの力にいつまでも気が付かなかったかもしれません。

このように、介護士としての仕事を通じて、利用者さんがこれまで自分でできなかったことができるようになった時、「介護の仕事をしていて良かった!」とやりがいを感じました。

匿名さんからの口コミ

関西在住・匿名さん

(42歳)

デイサービス勤務

私は20~30代の頃にデイサービスで8年間勤務しました。

規模の大きな施設でしたが、スタッフの人手不足で、仕事は常に大忙しでした。

重労働や残業も多く、給料も月180,000円程度と同年代の男性に比べて低かったこともあり、仕事を始めた頃は不満も多かったですね。

そんな私が8年間も介護士として頑張ることができたのは、利用者さんや家族の人からの「今日もありがとう」の一言が大きかったからです。

身体が不自由な利用者さんの入浴をサポートしたり、目が見えない利用者さんの歩行をサポートして「助かった」「ありがとう」と言ってもらうと、それまでの疲れも報われました。

また、利用者さんの家族の中には、日中仕事をしていて自分の親を家で一人にさせるのが不安な人や、介護疲れがあり自分の時間を持ちたいという人もいます。

デイサービスは、利用者さん本人のためだけでなく、利用者さんの普段の生活を支える家族のためでもあるので、家族の人から感謝されると「頑張って良かったな」と思えました。

3.あなたは介護職が向いている?介護職がオススメな人

ここからは、介護職をおすすめしたい人についてご紹介します。

介護職に向いているのは、次のような人たちです。

どうですか?当てはまっているものは、ありましたか?どれかひとつでも自分に当てはまっていたら、あなたにも介護士の適性がありますよ。

介護の仕事は無資格・未経験でも始めることができるため、当てはまるものがあれば十分転職は可能です。

それでは、ひとつずつ簡単に解説していきましょう。

3-1人と接することが好きな人

人と接することが好きなら、介護職はピッタリです。

介護の仕事は、介護士や利用者さんだけでなく、看護師、理学療法士、調理師、ケアマネジャー、利用者さんの家族など様々な人たちと関わります。

多くの人と接すると、自分とは違う考え方や価値観に触れる機会が増えて自分自身が成長できたり、「自分もあの人みたいになりたい!」と仕事に対するモチベーションにもつながります。

また、人との関わりを通して介護に関するさまざまな情報交換をしたり、親睦を深めてプライベートでも交流を持つことも可能です。

人と接することを楽しめる人は、きっと介護職の仕事も楽しんで出来ますよ。

3-2忍耐力がある人

忍耐力がある人も介護職に向いています。

利用者さんの中には、なかなか心を開いてくれない人もいますが、そんな時も信頼関係を築くために、諦めずに根気強く接していく必要があるからです。

したがって、時間をかけて利用者さんと向き合うことができる忍耐力があれば、介護の仕事も続けていくことができるはずです。

3-3観察力がある人

観察力がある人も介護の仕事に適しています。

利用者さんの顔色や些細な仕草から、「今日は少し体調が悪そうだな」「今日の献立だといつもより食事が進んでいるな」などと利用者さんの変化に気付くことで、看護師や調理師、ケアマネジャー達とスムーズに情報を共有できます。

利用者さんの小さな変化から、体調の異変が発覚することもあるため、観察力がある人は介護職で活かせますよ。

3-4体力に自信のある人

体力に自信のある人も、介護職がおすすめです。

介護は、利用者さんの入浴や排泄をサポートする入浴介助・排泄介助など重労働の多いのが特徴。

特に入浴介助は体力を必要とする業務で、数人の介護士で大勢の利用者さんの入浴をサポートしなければなりません。

したがって、体力に自信のある人はきっと介護職で活躍できますよ。

3-5相手の目線で物事を考えられる人

相手の目線で物事を考えられる人も、介護職に向いています。

「この姿勢は利用者さんにとって苦しくないかな?」「私の話し方は聞きづらくないかな?」など、相手の目線に立って考えることは、介護はもちろん、人付き合いの上でもとても大切です。

相手の目線で物事を考えられる人は、利用者さんの気持ちに寄り添える介護士になれるはずです。

3-6聞き上手な人

聴き上手な人も、介護職に適しています。介護職と聞くと「世代の違う利用者さんと話を合わせるのが大変」と思われるかもしれませんが、実は話すことよりも聞くことの方が大切です。

なかなか人と話す機会がなくなってしまった利用者さんにとって、自分のことを話せる機会はそう多くありません。

聞き上手な人は、利用者さんが気持ち良く話せる空気を作ることができるので、介護職がピッタリなのです。

では、ここまでご紹介した内容をまとめてみましょう。

介護士に向いている人の特徴

  • 人と接することが好きな人
  • 忍耐力がある人
  • 観察力がある人
  • 体力に自信のある人
  • 相手の目線で物事を考えられる人
  • 聞き上手な人

あなたは介護士に向いている?向いていない?

  • 介護士に向いている人の8つの特徴
  • その特徴を介護現場で生かせる具体的な場面
  • 介護職に向いていない人の3つの特徴

を『【適性診断】あなたは介護士に向いている?向いている人の8つの特徴』で網羅的にまとめているので合わせてご覧ください。

4.まとめ

いかがでしたか?今回は介護職のやりがいについて、先輩介護士の体験を交えながらご紹介しました。

それでは、記事の内容をもう一度おさらいしておきましょう。介護職のやりがいには、主に以下の3つがあります。

  1. 利用者さんからの笑顔や感謝の言葉をもらえること
  2. 介護を通じて利用者さんが元気になること
  3. 社会の役に立てていると実感できること

また、介護職が向いているのは以下のような人です。

これらのうち、いずれかひとつでも当てはまれば介護職がおすすめですよ。

今回ご紹介した内容を参考に、介護職への道を一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。