福祉用具専門相談員のきつい・大変・つらいと感じる4つのこと

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福祉用具専門相談員の仕事って、大変なんだろうな…

あなたは今こんなことを考えていませんか?

結論から言うと、福祉用具専門相談員の仕事には、きつい・大変と感じるポイントが主に4つあります。

大変なこと・きついこと以外にも、福祉用具専門相談員の仕事にはやりがいがあります。福祉用具専門相談員のやりがいは次の3つです。

この記事では福祉用具専門相談員のきつい・大変なことを、具体的な事例を交えながら丁寧に解説しました。後半では「福祉用具専門相談員になる方法」も解説しています。ぜひ最後までご覧ください。

福祉用具専門相談員のきつい・大変なこと

福祉用具専門相談員の仕事には、「きつい…、大変…」と感じる瞬間も多々あります。

福祉用具専門相談員がどんなときに「きつい…、大変…」と感じるか、きつい・大変・つらいと感じる瞬間を4つ紹介していきます。 

肉体的にきつい

福祉用具専門相談員のきつい・大変なことの1つが、肉体的なきつさです。

福祉用具相談員の仕事では、搬入・搬出などの肉体労働が伴う場面があります。

  • 20kgを超える重量の福祉用具を1人で搬入
  • エレベーターのない集合住宅で階段を往復

など、福祉用具専門相談員は体力を使う仕事です。

また商品の組み立てや設置作業時に十分なスペースが取れず、中腰での作業を強いられる場面もあります。無理な姿勢は身体への負荷になります。

またマットレスの入れ替えの場面では、”利用者を抱え移動する”といった身体介護に近い対応もあります。

そのため体力のある人でも、業務で腰を痛めることがあります。介護職同様、福祉用具専門相談員は、腰痛のリスクと向き合う必要があります。

現在は女性の福祉用具専門相談員も増え、肉体的な負担の大きい搬入や搬出などの業務を外部委託する事業者もあります。しかし福祉用具専門相談員が体力を使う場面は、まだまだ多いのが現実です。

〜現役福祉用具専門相談員の皆さまへ〜

「肉体的労働がきつい…」と感じている方は、普段からストレッチなどでケアを怠らないこと、腰を痛めない姿勢を意識することが大切です。

もちろん食事や睡眠などの生活習慣も大きく影響します。忙しくてもしっかり健康管理をして、長く仕事を続けるための対策をしましょう。

知識を覚えなくてはいけない

福祉用具専門相談員のきつい・大変なことの2つ目は、知識を覚えなければいけないことです。

福祉用具の業界は年々新商品が開発され、既存商品にも様々な機能が追加されています。商品知識を常にアップデートしていかないと、福祉用具専門相談員の仕事は務まりません。

レンタルなどで設置した福祉用具に対する、安全管理上の説明義務もあります。もし設置した商品が適切に利用されずに事故に繋がれば、福祉用具専門相談員の責任が問われることもあります。

そのため取り扱う商品は自社カタログに掲載しますが、その全ての使用方法・取扱注意点・価格を把握する必要があります。

また勤務時間外で展示会や勉強会に参加する福祉用具専門相談員の方も多く、覚えるべき知識が多いことは、福祉用具専門相談員が「この仕事きつい…」と感じる原因です。

〜現役福祉用具専門相談員の皆さまへ〜

福祉用具相談員が情報収集を効率的に行うには、移動中の空き時間をどう使うかがポイントです。空き時間にタブレットやスマートフォンで商品の知識をインプットすると、効率的に学習できます。

ノルマがある

福祉用具専門相談員のきつい・大変なことの3つ目は、ノルマがあることです。

福祉用具貸与事業所の多くは、勤務する福祉用具専門相談員にノルマを課しています。ノルマは事業所ごとに異なりますが

  • 新規契約利用者数
  • ケアマネ事業所への営業回数
  • 福祉用具販売キャンペーンの受注件数

などがあります。

ノルマを達成するには、ケアマネ事業所や地域包括支援センターなどから新しく依頼をもらう必要があります。とはいえ福祉用具貸与事業所の競争も激しくなる中、思うように依頼が来るとは限りません。

福祉用具事業所は、どの事業所でも取り扱う商品に大きな違いはありません。そのためケアマネや地域包括支援センターは、担当者の営業力やこれまでの付き合いで依頼先を決める傾向があります。

「ノルマを達成しなければいけない…」という精神的なプレッシャーも大きく、それが原因で退職する福祉用具専門相談員も多いです。

〜現役福祉用具専門相談員の皆さまへ〜

ノルマを達成するには、地道な営業活動の積み重ねで少しずつ営業先の信頼を勝ち取っていく必要があります。そして受けた依頼は1つ1つ誠心誠意、心を込めて対応することが大事です。

またケアマネに対してもこまめな報告と感謝を伝えていくと、次の依頼につながります。

作成書類が多い

福祉用具専門相談員のきつい・大変なことの4つ目は、作成書類が多いことです。

福祉用具専門相談員の仕事は、商品を搬入して終わりではありません。福祉用具を利用する目的・効果・注意点などを、福祉用具サービス計画書にまとめる必要があります。2012年からこの計画作成が義務化されたため、福祉用具専門相談員の書類作成業務が大幅に増えています。

さらに定期的に福祉用具の使用状況を確認し、メンテナンス後にモニタリング報告書を作成する必要もあります。このような書類作成業務に時間が取られ、負担を感じている福祉用具専門相談員は多いです。

福祉用具専門相談員は、利用者宅の訪問・福祉用具設置・メンテナンスなどの業務やケアマネ事業所などへの営業を夕方まで行います。そして事務所に戻った後、書類を作成します。

営業活動や搬入・搬出などによる肉体的な疲労の中、書類作成もこなす必要があります。また書類作成による残業も増えてしまいます。

〜現役福祉用具専門相談員の皆さまへ〜

作成書類を効率よく作成するには、移動の合間などのスキマ時間を使ってタブレットやスマートフォンで入力することが1つの方法です。

またより早く書類が作成できるように、事例集や研修に参加して計画書作成のコツを学ぶ方法もあります。


以上が福祉用具専門相談員のきつい・大変だと思うポイント4つでした。

ハードな仕事ですが、つらいことばかりではありません。

次の章では、福祉用具専門相談員のやりがいを解説します。

福祉用具専門相談員のやりがい

この章では、福祉用具専門相談員のやりがいを3つ紹介します。

福祉用具専門相談員の仕事はきついだけではありません。福祉用具専門相談員だからこそ感じる喜び・やりがいもたくさんあります。

福祉用具専門相談員の仕事のやりがいは次の3つです。

1つ1つ丁寧に解説していきます。

利用者の自立支援につながったとき

福祉用具専門相談員のやりがいの1つ目は、利用者の自立支援につながったときです。

福祉用具専門相談員の仕事の目的は、福祉用具を通して利用者の生活を支えることです。できなかったことができるようになり、家族の介護負担が軽くなる。利用者の自立支援のために、福祉用具は大きな可能性を持っています。

福祉用具を活用すると、次のような支援を実現できます。

利用者の自立支援につながった例
  • トイレまで歩けずオムツで排泄していた方が、手すりを使ってトイレまで歩けるようになった
  • 介護が必要になりどこにも外出できなかったが、歩行器のおかげで行きたい場所に外出できた
  • ベッドの床ずれ予防マットレスを使い、褥瘡が治った

このように自分の提案が利用者の自立支援につながり、離れていても利用者の力になることができます。自立支援ができた時、福祉用具専門相談員として大きな達成感を得ることができます。

利用者の笑顔を見た・感謝の言葉をかけられたとき

福祉用具専門相談員のやりがい2つ目は、利用者の笑顔を見ることや感謝の言葉をかけられることです。

福祉用具専門相談員は、定期的に訪問するホームヘルパーやケアマネジャーと比べて訪問頻度は少なく、利用者と接する機会が多くはありません。

しかし福祉用具のモニタリングやメンテナンスの訪問時に、利用者や家族の笑顔を見ることや感謝の言葉をかけられることもあります。

慌ただしい業務中でも、感謝の言葉が大きなモチベーションになることもあります。また同じ仲間であるケアマネや地域包括支援センターの職員から感謝を伝えられることも、大きな充実感を感じる瞬間です。

『福祉用具を通して誰かを幸せにできている』、その瞬間に大きなやりがいや充実感を得ることができます。

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営業ノルマを達成した時

福祉用具専門相談員のやりがい3つ目は、営業ノルマを達成した時です。

福祉用具貸与事業所の多くは、福祉用具専門相談員にノルマを課しています。地道にケアマネや地域包括支援センターとの信頼を作ることや、利用者へのアフターフォローを重ねていくことで、次の依頼につながります。

日々の努力を重ねて営業ノルマを達成できれば、大きな達成感が得られます。また事業所によっては、ノルマを達成すると評価が上がるだけでなく、給与の上乗せがある場合もあります。つまり昇進や昇給などキャリアに大きく影響します。


ここまで福祉用具専門相談員がやりがいを感じる瞬間を3つ解説しました。

どんな仕事にもつらい・大変なことはあります。ただそれ以上に福祉用具専門相談員という仕事には、大きなやりがいがあります。

最後に「福祉用具専門相談員になる方法」を詳しく解説していきます。 

福祉用具専門相談員になるには

福祉用具専門相談員になるには、福祉用具専門相談員講習を受講する必要があります。

都道府県知事が指定した事業者が開催する50時間の講習を受講すると、福祉用具貸与事業所の福祉用具専門相談員として働くことができます。

介護福祉士・社会福祉士・看護師・義肢装具士などの資格を保有している方は、講習免除で福祉用具専門相談員として勤務できます。

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講座資料を請求する

まずは気になるスクールから資料請求をするのが大切

福祉用具専門相談員になることを少しでも検討されている方は、まずはお近くの資格学校から、福祉用具専門相談員の講座資料を取り寄せてみましょう。

福祉用具専門相談員になるための第一歩は『スクール選び』です。どのスクールで受講するか?、まずはお手元にパンフレットを取り寄せてみてください。下記サイトから住んでいる地域を選択し、資料請求できます。

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資料請求自体はどれだけ取り寄せても無料です。ぜひお気軽に資料請求をしてみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

まとめると福祉用具専門相談員の仕事には、きつい・大変と感じるポイントには次の4つがありました。

大変・きついと感じるポイント以外にも、福祉用具専門相談員の仕事にはやりがいがあります。

福祉用具専門相談員のやりがいは次の3つです。

そして福祉用具専門相談員になるには、合計50時間からなる講習を受講し、修了試験に合格することが必要でした。

福祉用具専門相談員の仕事、資格が少しでも気になる方は、下記サイトより気軽に資料請求してみてください。

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この記事が少しでも参考になれば幸いです。