介護福祉士になるための3ステップと受験資格を得るための3ルート

介護福祉士になるには

「介護福祉士になるにはどうすれば良いの…?」

あなたは今こんなことを考えていませんか?

事実、介護福祉士になるためには、3つのステップを歩む必要があります。

  1. 介護福祉士の受験資格を満たす
  2. 介護福祉士試験を受け合格をする
  3. 介護福祉士の登録申請をする

また受験資格を満たすには、主に3つのルートが存在します。

この記事では介護福祉士になるための3つのステップをまずは解説をしました。

あなたの状況別・目的別にどのルートがオススメかも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

後半では介護福祉士になるメリット5つも解説しました。

では解説をしていきます。

1.介護福祉士になるための全手順を解説

未経験・無資格から介護福祉士になるための手順を解説していきます。

介護実務の領域で唯一の国家資格、それが介護福祉士です。

介護福祉士になるためには、介護福祉士国家試験に合格し、介護福祉士として登録されなければいけません。

未経験・無資格の方が国家試験に合格し、介護福祉士になるまでの手順について、順を追って紹介していきます。

1-1.介護福祉士の受験資格をまずは満たす

 介護福祉士の受験資格を満たすには、次の3つのルートがあります。

  • 実務経験ルート
  • 養成施設ルート
  • 福祉系高校ルート

状況や目的によってルートが異なります。

まずは以下の表からメリット・デメリットを確認してみてください。

メリットデメリットお勧めしたい人
実務経験ルート働きながら受験資格が取れる・3年の実務経験に加えて研修の受講が必要
・実務者研修の費用がかかる
働きながら資格を取りたい人
養成施設ルート・無資格から最短2年で受験資格が取れる
・実務経験が必要ない
・養成施設の費用が高額
・学業に時間がとられるため働ける時間が限られる
・高校生で将来介護の仕事をしたいと考えている人
・学校に通ってじっくり介護の勉強をしたい人
福祉系高校ルート高校卒業後すぐに国家資格者として勤務できる・既に高校を卒業している人はこのルートでは取得できない
・学費が高額
中学生で将来介護の仕事をしたいと考えている人

また目的別・キャリア別のオススメルートは以下のとおりです。

目的・キャリア別のオススメルート

目的・キャリアお勧めのルートお勧めポイント
他業界から転職し、
未経験から介護福祉士になるには
実務経験ルート働きながら介護福祉士受験資格を取得できる
働きながら介護福祉士になるには実務経験ルート働きながら介護福祉士受験資格を取得できる
中卒から介護福祉士になるには福祉系高校ルート高卒後、すぐ国家資格保有できる
高卒から介護福祉士になるには養成施設ルートじっくり介護の勉強ができる
大卒から介護福祉士になるには養成施設ルート福祉系大学卒であれば受講科目も少なく、
最短1年で資格取得できる

では3つのルートを詳しく解説をしていきます。

①実務経験ルート

受験資格を得るための要件
必要な実務経験従業期間3年以上かつ従業日数540日以上
※従業期間・従事日数は試験実施年度の3月31日までの勤務見込みを含めて通算することが可能
必要な研修介護福祉士実務者研修修了
もしくは
介護職員基礎研修課程修了+喀痰吸引等研修修了

まず『実務経験ルート』について説明します。

介護福祉士試験受験者のおよそ9割は、この実務経験ルートからの受験となっています。

実務経験ルートは

『介護現場での働いた経験』+『必要な研修の修了』

の2つを満たすことで受験資格を得るルートです。

『介護現場で働いた経験』では、『従業期間3年以上』かつ『従業日数540日以上』を満たす必要があります。

ただし、受験申し込み時に上記の実務経験を満たしていなくても、試験実施年度の3月31日までに『従業期間が3年以上・従事日数が540日以上』になる見込みであれば、実務経験見込みとして受験が可能です。

受験申し込み時試験実施年度の3月31日
条件をまだ満たしていない条件を満たす見込み

つまり上に示す状況では、実務経験見込みとして受験が可能だということです。

『必要な研修の修了』は「実務者研修」もしくは「介護職員基礎研修課程+喀痰吸引等研修」を修了しなくてはいけません。

実務経験ルートで介護福祉士の資格を取得する例

具体的な例として『未経験から転職をしたAさんが実務経験ルートで介護福祉士取得まで』を見ていきましょう。

匿名さんからの口コミ

Aさん

(40歳)

他業界から転職をし、2021年に介護福祉士の試験を受験する

年月出来事
2018年2月他業界から介護に転職
2018年5月介護職員初任者研修を修了
2019年10月介護福祉士実務者研修を修了
2020年9月介護福祉士国家試験の受験申込
※2021年2月に従事期間3年到達見込み
2021年1月介護福祉士国家試験を受験
2021年2月従事期間3年に到達
2021年3月介護福祉士国家試験合格

2018年2月に介護の職場に転職したAさんは、働きながら初任者研修を受講し、修了しました。

その後介護福祉士実務者研修を受講します。

2020年9月には介護福祉士国家試験の申し込みをしました。

この時点で540日の従事日数は満たしており、介護福祉士国家試験の行われる2020年度の3月31日までに従事期間3年を満たす見込みがあったため、受験申し込みが可能でした。

そして2021年1月に介護福祉士の国家試験を受験。

2021年2月には到達見込みだった従事期間もクリア。

2021年3月には介護福祉士国家試験に無事合格。

介護福祉士として登録し、晴れてAさんは国家資格である介護福祉士資格を取得しました。

以前は実務者研修を受講しなくても受験資格を満たせた?

かつて実務経験ルートでは、介護業務での実務経験として『従業期間3年・従業日数540日』という条件を通算して満たせば国家試験の受験資格が与えられていました。

つまり無資格であっても『従業期間3年・従業日数540日』を満たしていれば介護福祉士の受験資格を得ることが出来たのです。

しかし介護福祉士を含む介護の資格体系の見直しが行われ、2016年度以降は3年以上の実務経験と合わせて『実務者研修』の修了が必須条件となりました。

実務者研修は450時間というボリュームの大きなカリキュラムから構成されています。

実務者研修の中には、口腔内のたん吸引や、チューブを使って胃ろうから栄養を投与する経管栄養などの手技の実習も含まれています。

※実務者研修と同等の資格として、『介護職員基礎研修』と『喀痰吸引等研修』の両方を修了している場合も受験要件を満たすものとして認められています。

介護福祉士取得の挑戦権を得るための1つのルートである『実務経験ルート』では

  • 実務者研修の修了(もしくは『介護職員基礎研修課程+喀痰吸引等研修』)
  • 従事期間3年かつ従業日数540日

という要件をクリアすることが必要です。

『他業界(未経験)から介護業界に転職をし、介護施設で働きながら介護福祉士の資格を目指す』という方は、この実務経験ルートを選択するのが一般的です。

介護福祉士受験資格のうち実務経験コースについて紹介しました。

②養成施設ルート

続いて紹介するのが養成施設ルートです。

養成施設ルートは、養成施設と呼ばれる国が指定をした「学校」で授業を受け、卒業することで介護福祉士の国家試験の受験資格を得ることができるルートです。

介護福祉士養成施設には、四年制大学・短期大学・専門学校などがあります。

養成施設ルート経由で介護福祉士を受験する方は、以下のような「高卒資格のある方」です。

  • 現役高校生で高校卒業後、介護福祉士の資格を取得したいと考えている
  • 高校卒業後、2年間ほどフリーターをしていたが介護士を目指す
  • 訳あって大学を中退し、介護福祉士を取得するため養成施設に入学する

上記の事例以外にも『高卒資格のある主婦が養成施設ルートを経由して介福の資格を取得する』という事例もあります。

養成施設では通学する期間として、基本的には「2年以上」と定められています。

しかし卒業した施設・大学によっては通学する期間が異なります。詳細は以下の表をご参考ください。

受験資格を得るための要件
高等学校卒業 介護福祉士養成施設(2年以上)
介護系大学卒業者介護福祉士養成施設(1年以上)
社会福祉士養成施設卒業者介護福祉士養成施設(1年以上)
保育士養成施設卒業者介護福祉士養成施設(1年以上)

まて全国の介護福祉士養成施設は、公益社団法人介護福祉士養成施設協会(介養協)のホームページから確認できます。

養成施設の通学費用は、各施設によって費用に差はありますが、100~200万円は必要になるのが一般的です。

養成施設ルートのメリットは、実務経験(従業期間3年以上かつ従業日数1095日以上)が必要ないため、実務経験ルートよりも、最短で資格を取得することができる点です。

ここまで養成施設を卒業することで受験資格を得るルートを紹介しました。

養成施設ルートではかつて筆記試験は免除されていた?

これまで養成施設卒業者は、介護福祉士の筆記試験が免除されていました。

しかし制度改正により、養成施設ルートでも1月に行われる試験を受験し合格することが必要になりました。

そのため現在は移行期間として経過措置が取られています。

令和3年度までの卒業生は筆記試験を受験しなくても、または筆記試験で不合格になっても、介護福祉士の資格を取得することができます。

ただしこの介護福祉士資格は5年間の期限付きとなっており、5年間継続して勤務するか、5年のうちに国家試験に合格しなければ資格を失うことになっています。

③福祉系高校ルート

介護福祉士の受験資格
福祉系高校卒業
福祉系特例高校卒業+9か月の実務経験
※筆記試験合格だけでなく、実技試験合格もしくは介護技能講習の受講が必要

最後に『福祉系高校ルート』について紹介します。

これは福祉系高校・福祉系特例高校を卒業することで介護福祉士の受験資格を得るルートです。

養成施設ルート経由で介護福祉士を受験する方は、以下のような「中卒資格のある方」です。

  • 現役中学生で将来は介護士になりたいと思っている(福祉系高校を受験)
  • 中学卒業後介護とは別の仕事を2年していたが、介護士を目指す

将来介護の仕事を目指す中学生がこのルートで介護福祉士取得を目指しています。

高校の授業として、介護福祉士養成施設で学ぶのと同じ1800時間程度のカリキュラムを学習します。

学費は通常の高校と同じ程度です。

もしあなたが現役の中学生で「将来は介護の仕事につきたい!」と考えているのであれば、福祉系高校に入学すれば、高校卒業と同時に国家資格である介護福祉士を取得できます。

より具体的には、福祉系高校に通い1月の介護福祉士の試験に合格をすることで、18歳で介護福祉士として施設の現場に立つことができます。

以上が福祉系高校のルートでした。

EPA(経済連携協定)ルート

これら以外にもEPA(経済連携協定)ルートがあります。

これはフィリピンやインドネシアなど、海外から介護福祉士候補として来日した外国人を対象にした養成ルートです。

「3年以上の実務経験」が受験資格として必要になります。

また筆記試験合格だけでなく、実技試験にも合格するか、介護技能講習を受講することが条件となります。

詳しくは『経済連携協定(EPA):公益財団法人 社会福祉振興・試験センター』をご参考ください。

主に日本国内に住まれている方が対象になるのは

  • 実務経験ルート
  • 養成施設ルート
  • 福祉系高校ルート

のいずれかになります。

目的・キャリア別のオススメルート

以下の表に、目的・キャリア別のオススメルートとそのポイントを掲載しました。

目的・キャリアお勧めのルートお勧めポイント
他業界から転職し、
未経験から介護福祉士になるには
実務経験ルート働きながら介護福祉士受験資格を取得できる
働きながら介護福祉士になるには実務経験ルート働きながら介護福祉士受験資格を取得できる
中卒から介護福祉士になるには福祉系高校ルート高卒後、すぐ国家資格保有できる
高卒から介護福祉士になるには養成施設ルートじっくり介護の勉強ができる
大卒から介護福祉士になるには養成施設ルート福祉系大学卒であれば受講科目も少なく、
最短1年で資格取得できる

自分がどれにあてはまるか確認し、資格取得を目指す際の参考にしてください。

1-2.介護福祉士試験を受け、合格する

介護福祉士国家試験の受験資格を取得した後、介護福祉士の国家試験を受けます。

介護福祉士国家試験は

  • 筆記試験
  • 実技試験

で構成されています。

実技試験免除について

多くの受験者は実技試験が免除になります。

現在実技試験該当者は

  • 福祉系高校ルートのうち福祉系特例高校を卒業する場合
  • EPA(経済連携協定)ルート

のみとなっています。

福祉系特例高校と、EPA(経済連携協定)ルートの方でも、実技試験を受験しなくても、合計32時間の介護技術講習を受講した後に筆記試験に合格すれば、実技試験が免除され、介護福祉士になることができます。

試験の詳細は、『公益財団法人 社会福祉振興・試験センターのホームページ』に掲載されます。

申し込みから合格発表までのスケジュール

申し込みから合格発表までのスケジュールは以下の表のようになります。

時期
受験申し込み8~9月
筆記試験1月下旬
実技試験(※対象者のみ)3月上旬
合格発表3月下旬

それぞれを順を追って解説していきます。

受験申し込み

受験の申し込みのための手引きは

  • 郵便はがき
  • インターネット

のいずれかで請求できます。

申し込みは例年8~9月に行われます。

受験申し込みの際には実務経験を証明する書類が必要になります。

介護福祉士国家試験を受験するためには、実務経験証明書の発行を勤務先や過去の勤務先に依頼する必要があります。

従事期間や従事日数の確認など書類作成に時間がかかる場合もあるので、書類の用意は早めにしておきましょう。

筆記試験を受ける

筆記試験は1月の後半に行われます。

介護福祉士国家試験の筆記試験は全125問。

5つの選択肢の中から1つの正解を選ぶ、五社択一のマークシート方式の試験です。

試験の問題数が多いため試験時間は

  • 午前:1時間50分
  • 午後:1時間50分
  • 合計:3時間40分

となり長丁場の試験となります。

問題は以下の領域・科目から出題されます。

試験の出題範囲と問題数

領域科目問題数
人間と社会人間の尊厳と自立2問
人間関係とコミュニケーション2問
社会の理解12問
介護介護の基本10問
コミュニケーション技術8問
生活支援技術26問
介護過程8問
こころとからだのしくみ発達と老化の理解8問
認知症の理解10問
障害の理解10問
こころとからだのしくみ12問
医療的ケア医療的ケア5問
総合問題12問
合計125問

合格は60%を基準としていますが、年度によって合格基準点は異なります。

計算上、合格基準点は75点(125点満点の60%)ですが、実はその年度の問題の難易度によって合格基準を補正しています。

2016年以降(平成28年度以降)に行われた、第29回試験以降の合格率と合格点・合格者数は以下です。

第29回試験以降の合格率と合格点・合格者数

合格率合格点合格者数
第29回(平成28年度)72.1%75点55,031人
第30回(平成29年度)70.8%77点65,574人
第31回(平成30年度)73.7%72点69,736人
第32回(令和元年度)69.9%77点58,745人

合格基準点は、ここ4年の推移から見ても、72点から77点まで、その年度によってばらつきがあります。

また介護福祉士国家試験では、その年度の合格基準点をクリアするだけでなく、すべての科目群で得点していることも条件になります。

11の科目群のうち「医療的ケア」の領域は、問題数が5問しかありません。

5問の問題の中で最低でも1問の正解が必要なため、「医療的ケア」の得点が取れなかったことで不合格となるケースもあります。

介護福祉士の筆記試験は、苦手な科目があるとその科目群で得点が取れないために不合格になる可能性があります。

苦手科目を放置することなく、いずれの科目も万遍なく学習しましょう。

合格発表

合格発表は例年3月の下旬に行われます。

インターネットで確認するか、郵送でも通知されます。

試験の合格率はここ数年70%台で推移することが多いです。

つまり難易度が特別高い試験ではありません。

実務経験がある方は、実際の介護の現場に置き換えてイメージしやすい事例問題も多く出題されます。

試験勉強の開始は早いに越したことはありませんが、2~3か月前から少しずつの時間でも勉強を始めるのが良いでしょう。

最低でも『12月中旬頃から1ヶ月半程度』は試験勉強の期間を取りましょう。

以上が介護福祉士国家試験の概要になります。

1-3.介護福祉士の登録申請

介護福祉士国家試験に合格したら、介護福祉士の登録申請を行います。

試験の合格証書と一緒に介護福祉士の登録用紙や登録の手引きなどが自宅に郵送されるので、手引きに従って登録用紙に記載します。

収入印紙を購入・貼付し、社会福祉振興・試験センター登録部宛に郵送します。

後日介護福祉士の登録証が郵送され、介護福祉士として登録されます。

ここまでが介護福祉士になるまでの手順です。

介護福祉士として登録された時から、国家資格者として現場に立つことができます。

2.介護福祉士になる5つのメリット 

介護福祉士になるメリットを、5つのポイントでまとめてみました。

メリットをひとつずつ見てみましょう。

2-1.給料が上がる

介護福祉士になると給料が上がります。

多くの職場では、介護福祉士の有資格者には資格手当が上乗せされます。

金額は施設や事業所によって異なりますが、『月に1万円程度の手当』が多いようです。

以下は介護福祉士と介護職員初任者研修・無資格の平均所定内賃金の比較表です。

保有資格平均賃金(円/月)
無資格191,042円
介護職員初任者研修修了者207,354円
実務者研修修了者213,787円
介護福祉士資格保有者229,608円

※労働者所定内賃金(月給の者)

参照元:平成30年度介護労働実態調査結果

介護福祉士の平均所定内賃金は1ヶ月229,608円であり、無資格や初任者研修修了者に比べて高く、目に見える結果として給料に反映されていることがわかります。

また昇給は資格手当の増額だけではありません。

令和元年10月から創設された介護職員等特定処遇改善加算では、勤続年数の長い介護福祉士を中心に処遇改善のために給与が上乗せされるため(施設によって異なる)、今後さらに介護福祉士の給与は高くなると考えられます。

給与が上がることは介護職のキャリア形成に非常に重要です。

その点で介護福祉士の取得は非常に魅力的なステップなのです。

2-2国家資格として誇れる

介護福祉士は介護実務で唯一の国家資格です。

初任者研修や実務者研修も同じ介護の資格ですが、厚生労働省認定の公的資格であって国家資格ではありません。

実はケアマネジャーも国家資格ではなく、都道府県知事によって登録を受ける公的資格に過ぎません。

国家資格保持者としての立場は、職場内だけでなく社会的な信用も高いです。

国家資格者として誇れることは介護福祉士取得のメリットになります。

2-3.役職や責任ある立場を任せてもらえる

介護福祉士になると『重要な役職』や『責任ある立場』を任せてもらうことも増えます。

介護福祉士としての知識や技術には職場内で大きな期待が寄せられるからです。

より具体的には、施設内のリーダー職を任されることが多くなります。

また訪問介護事業所でも、ヘルパーの調整や訪問介護計画を作成するサービス提供責任者の役職につく要件として介護福祉士が含まれているため、介護福祉士の資格を取得することで、訪問介護事業所のサービス提供責任者になることができます。

介護福祉士は質の高い介護サービスを提供する役割だけではなく、施設内では利用者に近い視点から多職種連携に貢献し、チームを統率するマネジメント力やリーダーシップを発揮する存在です。

経験や実績を積み、更なるステップとして事業所の管理者を任されることもあります。

介護福祉士の資格を取得することでより責任ある立場を任せてもらえるようになります。

2-4.就職・転職が有利になる

介護福祉士になることで就職・転職に有利になります。

経験や知識にも優れた介護福祉士はどの施設・事業者からも引く手あまたです。

即戦力としての期待も高く有利な条件で転職もできるでしょう。

また転職サイトなどに登録しておくと、介護福祉士を対象とした好条件の求人情報が見つかると思います。

介護福祉士の資格があることで、より条件のいい職場を選ぶことができるようになります。

2-5.ケアマネの受験資格を得ることができる

介護福祉士はケアマネジャーの受験資格のひとつでもあります。

介護福祉士の国家資格登録日から

  • 5年以上の実務経験
  • 900日以上の従事日数

という要件を満たすことで、ケアマネジャー試験を受験することができます。

ケアマネジャーになることで次のようなメリットがあります。

  • 資格手当や役職手当なども増え、より高い給与を得ることができる
  • 夜勤や直接介護の業務がなくなるため、体力的な負担が減る
  • 多職種の中心となって、利用者の生活を支えるやりがいのある仕事ができる
  • 地域包括支援センター・居宅介護支援事業所・施設での相談員業務など、転職の幅が広がる
  • 独立起業してケアマネ事業所を開設することもできる

介護福祉士からケアマネジャーへのステップアップは、介護職員のキャリアプランを考える上でも非常に重要なポイントになります。

このように介護福祉士の資格には様々なメリットがあります。

介護の分野でキャリアを形成するためには、介護福祉士は大きなステップのひとつになっています。

3.まとめ

いかがだったでしょうか。

介護福祉士になるためには以下の3つのステップが必要でしたね。

  1. 介護福祉士の受験資格を満たす
  2. 介護福祉士試験を受け合格をする
  3. 介護福祉士の登録申請をする

また、受験資格を満たすためには以下の3つのルートがありました。

  • 実務経験ルート
  • 養成施設ルート
  • 福祉高校ルート

介護福祉士になることで以下のようなメリットがあるので、ぜひ受験に挑戦してみてください。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。